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雨宮零の改運指南:運は「出会い」の形で現れる。引き寄せる鍵は「香り」

「改運」とは、古来の中国の発想に倣ったもの。運は開くのではなく、良くも悪くも改まっていくという考えのもと、占い師・雨宮零さんが日常で使える改運法を伝授。前回の「活躍の『場』につながる『運』を呼ぶには、おでこを意識」も読む。

Edit: Motoko KUROKI

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改運と開運


「改運」とは、自分が持つ運を改めること。ポジティブな変化もネガティブな変化も自らの行いによって起こり得る。例えば、髪や服に嫌な臭いがついたら運気を下げることになる。逆に、いい香りを身につけることで、運気は上昇する。この連載では「改運」のなかでも、運を良い方向に改めることを「開運」と呼ぶ。

今月の時勢

11月は少々厳しい時勢のとき。ただし、ヤケを起こしたり、くさってはいけません。「苦難のときにこそ、自分の真価が問われる」と未来に備えることが大切。特に体調不良、そして色難に注意をしながら、志を大切にすること。今月は「場」と「運」についてお話しします。

くさい人は運が悪い?占い的に「縁」をたとえると「香り」につながる。

今回はもう少し運について踏み込んだ話をしましょう。

前回のコラムで「場」を得ることの大切さは分かっていただけたと思いますが、この「場」と自分を結びつける「運」は、どういう形で現れるのかをお話しします。

この「運」とは、多くは「出会い」という形で現れます。運の本質とは、努力や能力の延長線上にあるものではなく、「出会い」なのです。

自分の能力を活かしてくれる会社に入社をする、一緒にいて幸せな気持ちになる人と出会う、適切なアドバイスをくれる上司のおかげで出世する、お金につながる話や人間関係ができる……と、それはいろんな形となって私たちと「出会う」のです。

つまり、運とは、様々な時やもの、そして人との出会いであり、めぐりあいなのです。これを「邂逅」といい、別のいい方で表現すると「縁」といえます。この縁が変わる方法として、とても大切な要素のひとつは「香り」です。

率直にいいますと「くさい人は運が悪い」のです。

占い的な言葉で「縁」をたとえるなら、「巽(そん)」というものになります。巽の代表的な象意(象徴するもの、意味)は「風」であり、風によって運ばれるもの一切も表しています。これを転用したものとして「香り」があるのです。

つまり、この巽の表すものである「香り」が、縁をコントロールするのにもっとも効果的であるといえるのです。よい香りは、良縁を。よくない香りは、悪縁をつなぐことになります。清潔にするのは、大人のマナーとして大切な事柄ですが、運を上げたいという人は、より香りに気を使ってみてくださいね。

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