今月の時勢
11月は少々厳しい時勢のとき。ただし、ヤケを起こしたり、くさってはいけません。「苦難のときにこそ、自分の真価が問われる」と未来に備えることが大切。特に体調不良、そして色難に注意をしながら、志を大切にすること。今月は「場」と「運」についてお話しします。
くさい人は運が悪い?占い的に「縁」をたとえると「香り」につながる。
今回はもう少し運について踏み込んだ話をしましょう。
前回のコラムで「場」を得ることの大切さは分かっていただけたと思いますが、この「場」と自分を結びつける「運」は、どういう形で現れるのかをお話しします。
この「運」とは、多くは「出会い」という形で現れます。運の本質とは、努力や能力の延長線上にあるものではなく、「出会い」なのです。
自分の能力を活かしてくれる会社に入社をする、一緒にいて幸せな気持ちになる人と出会う、適切なアドバイスをくれる上司のおかげで出世する、お金につながる話や人間関係ができる……と、それはいろんな形となって私たちと「出会う」のです。
つまり、運とは、様々な時やもの、そして人との出会いであり、めぐりあいなのです。これを「邂逅」といい、別のいい方で表現すると「縁」といえます。この縁が変わる方法として、とても大切な要素のひとつは「香り」です。
率直にいいますと「くさい人は運が悪い」のです。
占い的な言葉で「縁」をたとえるなら、「巽(そん)」というものになります。巽の代表的な象意(象徴するもの、意味)は「風」であり、風によって運ばれるもの一切も表しています。これを転用したものとして「香り」があるのです。
つまり、この巽の表すものである「香り」が、縁をコントロールするのにもっとも効果的であるといえるのです。よい香りは、良縁を。よくない香りは、悪縁をつなぐことになります。清潔にするのは、大人のマナーとして大切な事柄ですが、運を上げたいという人は、より香りに気を使ってみてくださいね。