鉄板と古材だけで“作り増し”続ける本棚
10年ほど前に作って以来、“作り増し”している本棚。というのも、縦の鉄板と横の木板、そして空間があればいくらでも拡大できる作りになっているんです。単にシンプルなだけではなくて、鉄は薄いから目立たずスッキリ見えるし、横板は古材なので少しずつ見た目が違っていて面白い。文庫本から単行本が収まる棚と、雑誌から大判本サイズの2種類を組み合わせています。
僕にとっては仕事そのもので、ある意味では人生の一品。家を建てる時には、本棚が収まる大きな壁とそれなりの奥行きを持つことを設計に織り込んでもらいましたから。以前は本が既製の棚から溢れているのが常でしたが、今は空きも作れる。形は変われどずっと付き合い続けます。