TEA SHOP Parvati(千川)
上品で芳醇な香りを放つため、「紅茶のシャンパン」と呼ばれるダージリン。収穫時期によってフレーバーが異なるこの茶葉の魅力を伝えるべく、店主の岡本麻衣子さんはインドの業者とじかに取引し、店には常時19℃設定の茶葉保管室も完備する。
今年の春に摘まれたファーストフラッシュは、若草のような爽やかな香りにキリッとした飲み口。自家製の焼き菓子と味わいたい。
TE HANDEL platform(大磯)
スウェーデンでのフレーバーティーとの出会いを機に、大磯に紅茶のアトリエを構えた店主・加瀬さやかさん。2年前に開いたこのティースタンドでは、有機茶葉をベースにハーブ、スパイスを加えたブレンドティーのほか、地元食材を使った季節のティーも楽しめる。
大磯のフレッシュハーブを添えたノーデンシトラスミントは有機玉緑茶の風味が爽やかで、夏らしい一杯。
CHAVATY(表参道)
スリランカ産の高級ウバを、軽い飲み口の牛乳で割ったティーラテが評判のカフェ。紅茶の旬期に当たる7月から9月に摘まれたウバの茶葉からは、ミントのような凜とした香りに加えて、渋味と苦味、甘味すらも感じられる。アガベシロップ入りのアイスティーラテは500㎖と大容量なので、朝の水分補給にもぴったり。氷を使わずに冷やすので、ウバの香味も損なわれず濃厚。
Cha Aoyama(表参道)
昨年ソウルに開業するや、行列のできる人気店となった〈cha〉は、韓国のカルメ焼き・タルゴナの甘味が効いたミルクティー専門店。2020年3月、その日本1号店が青山にオープンした。
紅茶専用エスプレッソマシンを用い、煮出しよりも濃くアッサムを抽出。タルゴナの甘味がまろやかなので、ゴクゴク飲める。夏にはアッサムボトルミルクティー(450㎖)もおすすめだ。