洋服、音楽、カルチャーが交錯する
放課後の溜まり場。
「イメージしたのは、先輩が後輩に音楽や服、カッコいいことやものを教えてくれる、カルチャーが交錯する溜まり場」。そう話す〈アフタースクール〉のオーナー・白倉和宏さんは現役の美容師。新潟市内で2軒のヘアサロンとカフェも経営。
洋服にとどまらず、趣味嗜好やライフスタイルまでトータルで顧客の要望に応えることができるから、サロンとショップ両方の常連が多いというのも納得。
「ファッションやカルチャーを通して、生活を豊かに楽しめる提案ができれば、お客さんも、やっている僕らも楽しいよね」と、おしゃれも暮らしも“アガル”洋服や雑貨をセレクト。
地元の友人でもあるサスクワァッチファブリックスやベルリン在住の日本人デザイナーによるメゾンエウレカをはじめ、ナチュラルすぎずエッジの効いたアイテムがメンズとウィメンズで半々ほど。
「SNSをチェックして自分の好きなものだけを選んでいたら、おしゃれは磨けない。お店に来て実際に袖を通して、店員さんと会話をしてこそファッションの幅が広がるし、たくさんの気づきがある」と、常連の青年が話すと、「モノだけでなく、僕らが店に来る目的の一つになれたら嬉しい」と、スタッフも応える。
好きなブランドの話で盛り上がったり、恋バナだけして帰ったり、なんてこともしばしばだとか。ここではまさに、放課後の部室のような光景が日常的に広がっている。