おびひろ動物園
動物のリアルを教えてくれた、大学近くの動物園
子供の頃から生き物に興味があり、帯広畜産大学に進学、野生動物調査のアルバイトなどをしていました。大学時代、友達と初めておびひろ動物園を訪れた時は、生まれて初めて見たマンドリルの姿にも、アメリカバイソンの顔の大きさにも驚きました。動物園って、思っていた以上にいろんな動物がいるんだなと。
『へんなものみっけ!』の舞台でもある博物館では標本に主眼を置いて、比較、分類などの研究をしています。動物園では、今生きている動物と向き合っています。どちらも「動物が好き」という思いは同じ。また、本物を見るというのはすごく大事なことで、身近なペットもかわいいけれど、動物園の動物から感じ取ることができるものはまた違うもの。生き物に興味を持つきっかけの場として、動物園の存在意義は大きいですね。
私の卒業後、この園と帯広畜産大学が連携協定を結び、園内に、かつて飼育されていて亡くなった動物の骨格標本が展示された「畜大サテライトブース」ができました。サル舎など新設された施設もあるので、久々に行きたいですね。