『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル』が、〈国立新美術館〉にて、2023年9月20日(水)から12月11日(月)まで開催される。〈イヴ・サンローラン美術館パリ〉の全面協力を得て、没後日本で初めて開催される大回顧展だ。
クリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年に〈ディオール〉のデザイナーとして鮮烈なデビューを飾ったイヴ・サンローランは、1962年から自身のブランドを発表して以来、サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらし、世界のファッションシーンをリードした。
本展では、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史が、日本初公開のドレスなどルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む262点によって、12章構成で余すところなく紹介される。
偉大な才能から生み出された、唯一無二でありながら、豪華絢爛な美の世界を間近で堪能したい。
「品行方正」シャツ・ドレス
イヴ・サンローランによるクリスチャン・ディオールの1958年春夏「トラペーズ・ライン」オートクチュールコレクション。
© Yves Saint Laurent
© Alexandre Guirkinger
ボーティング・アンサンブル ファースト・ピーコート
1962年春夏オートクチュールコレクション。
© Yves Saint Laurent
© Alexandre Guirkinger
ファースト・サファリ・ジャケット
1968年春夏オートクチュールコレクション。
© Yves Saint Laurent
©Sophie Carre
アンサンブル
1989年春夏オートクチュールコレクション。
© Yves Saint Laurent
© Alexandre Guirkinger
イヴニング・ガウン
1995年秋冬オートクチュールコレクション。
© Yves Saint Laurent
© Alexandre Guirkinger
ジャケット
1977年に行われたジジ・ジャンメールのショー『ローラン・プティのショーに登場するジジ』のためのデザイン。
© Yves Saint Laurent
© Sophie Carre
「バブーシュカ」ウエディング・ガウン
1965年秋冬オートクチュールコレクション。
© Yves Saint Laurent
© Alexandre Guirkinger
カクテル・ドレス―ピート・モンドリアンへのオマージュ
1965年秋冬オートクチュールコレクション。
© Yves Saint Laurent
© Alexandre Guirkinger