1.「ひこうき雲」
独特な心へのとどまり方をする松任谷由実さんの楽曲、「ひこうき雲」。切なさも、悲痛な声に乗せるのではなく淡々とした声色で一歩引いたところでませる。その奥ゆかしさが心に響く理由だと思います。ボイトレの課題曲として知った。
![『ひこうき雲』荒井由美](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/09/645508aff6fa595d192b87e6cb854a3f-1.gif)
2.「守ってあげたい」
「守ってあげたい」は、軽快なサウンドとよどみのない声が聴きやすい曲ですが、生死を描いた歌詞が聴くたび重たく心に刺さります。声色から母性が滲み出ている。生々しすぎないのに生の体温を感じるんですよね。
![『守ってあげたい』松任谷由実](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/09/f42690ca176a6919616132214bd57631.gif)
3.「あの日にかえりたい」
「あの日にかえりたい」は、メロディ自体は暗がりの印象なのに、サウンドはステップを踏みたくなる軽やかさ。青春の後ろ姿を追いかけた情景が浮かぶ詞も大好きで、悲しい出来事もなだらかに受け止めるところに胸打たれます。
![『あの日にかえりたい』荒井由美](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/09/be5a060830468d7e0522293f88fd798c.gif)