男性中心的な業界にNO
女性ラッパー、なめんなよ!
セクシュアルな楽曲が批判されることの多い、ラッパーのカーディ・B。しかし彼女は自分の表現に誇りを持ちつつ、女性ラッパーが軽んじられる現状に対して沈黙しない。
プロデューサーのジャーメイン・デュプリが「女性ラッパーはストリッパーがラップしているようなもの」と発言した際には、ラプソディーやティエラ・ワックなどの、自分とスタイルの異なる知性的なリリックを紡ぐ女性たちをインスタで紹介して猛反論。
芸能界に嫌気が差し引退すると発表したチカには、猛烈な応援メッセージを送るなど、同胞たちを常にサポートしてきた。男性中心的な傾向がまだまだ強い音楽業界でカーディ・Bは懸命に闘っている。
文・小田部仁