オンラインで繰り広げられる
見返りを求めない助け合い
ゲームの舞台は、近未来のアメリカ。配達人として、過酷な地形を乗り越えながら、分断された都市や人々に支援物資を運ぶのがプレーヤーのミッションだ。
梯子やロープなどの道具を持ち歩き、道を進んでいくのだが、各所で「こちらのルートの方が安全だ」「危険だから梯子をかけておく」などのメッセージとともに、過去に同じ道を通ったプレーヤーたちが道具を残す。
これは、道具を持てる量に限りがある中、どうせ捨てるなら誰かの役に立つようにと自然発生的に始まる利他的な行為。荒廃した世界に、さりげないやさしさを垣間見る。
談・田中みゆき