旧来の男らしさは恋の弊害
推したくなるのはやさしい男
今作のヒロイン・福田萌子さんを取り巻く男性陣の中で、注目は画家の杉田陽平さん。
マチズモを振りかざすことなく、常に誰かを思いやるやさしさを見せていた。男同士の競争の場においては、彼の持つやさしさは「男らしくない」と評価されてしまうものかもしれない。
でも、そんな彼が残り続けるおかげで、ほかの男性陣の意識も変化していった。本編終了後の振り返り回で萌子さんに再度告白する杉田さんと、それを涙しながら見守る男性メンバーたちを見て、なんてやさしい男たちなんだとこちらまで落涙してしまった。
談・トミヤマユキコ