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白武ときおの「世界のYouTube急上昇」:モロッコの濱口優に感じた機材革新

放送作家・白武ときおさんが世界のYouTube急上昇を1ヵ月チェックして分析する連載。

text: Tokio Shiratake

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モロッコの濱口優に感じた機材革新

今回の国は「モロッコ」。モロッコについては砂漠とタジン鍋とクスクスのイメージしか持っていない。

アフリカネイションズカップが開催されていて、急上昇にはサッカー関連が多数。モロッコ代表は、日本の指揮官でもあったハリルホジッチ監督で、事件があった。ハリル監督が負けた試合後に、相手の監督に対して喧嘩をしかけて、警備員が止める始末に。どうやら前日の記者会見で、相手の監督が欠席したことを根に持っていてブチギレたもよう。これが物議を醸して、街頭インタビューでサッカーファンがブチギレているニュース映像がランクインしていた。

面白いと思って見入ってしまったのは「Aji Nsaydo」というYouTuber。黄金伝説の濱口優さんのように海に出て魚を獲るんですが、その獲り方のバリエーションが面白い。モチモチのパンをエサにしてでかい魚を釣ったり、落ちている木を削って銛を作ってタコを刺したり。

GoProのような水中で使える安価なカメラ機材が普及して、サバイバル能力があれば、ディスカバリーチャンネルのようなすごい映像を誰でも作れるように。プロと素人が完全に分かれた時代ではなくなり、誰もが機材と技術とプラットフォームを手にしている。

モロッコの登録者48万人の釣り系YouTuber「Aji Nsaydo」。銛を自作するなど、さまざまなアイデアで魚を獲っていくサバイバル感溢れる映像が人気。

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