すごいママを決める賞レース
世界のYouTube急上昇を1ヵ月チェックして分析する連載。今回の国は「ウクライナ」。戦争が始まってから1年半が経過した。『一人敵地を徒歩で200キロ/私はどうやって生き延び、捕らえられなかったか』というインタビュー動画が急上昇に。
ほか、長尺の映画やドラマが並んでいる。ドラマを何話か詰め込んだものや、3時間の映画などがタダで観られる。内容は、銃や軍隊にまつわるものが多い。そんな中人気を博していたのが『スーパーママ』シリーズ。何人かのママが横並びになり、子供の面倒を見たりポールダンス教室で踊ったり、勉強に付き合うシーンなどに密着し、誰が一番すごいママかを競う。
日本でも通用しそうな企画。『ディーゼルショー』というコメディライブは、ドリフのように1000人くらいのお客を入れたホールでコントを披露。日本ではドリフ以降、劇場を借りてコントを見せるという番組がなくなったように思う。
『元気が出るテレビ!』で芸能人がスタジオでVTRを見る形式が生まれ、『電波少年』などでテロップの発明が起きた。VTRが面白くなりすぎたためか、大勢の客が入ったホールで収録する番組がなくなった。憧れる。プロクオリティで、YouTubeでも視聴される客ありのコメディライブ番組を目指したい。