サッカー大国・スペインならでは
世界のYouTube急上昇を1ヵ月チェックして分析する連載。今回の国は「スペイン」。任天堂の公式動画、『ゼルダの伝説』の新作トレーラーがランクイン。マリオの映画も世界で大ヒットし、スペインでもコスプレやゲームなど多くのサムネにマリオが登場していた。
マリオとゼルダはどちらも宮本茂さんが生みの親。1980年代からこれだけ長いこと、世界の人を楽しませ続けるものを作れたらどれだけ幸せだろうと思う。マリオは直感的にわかる遊びだが、ゼルダのような複雑な操作やパズル、オープンワールドのストーリーものでもヒットを飛ばしているのだからすごい。
あとは、スペースXの打ち上げ後の爆発の動画もランクインしていた。面白かったのはサッカーの実況動画。PapaBuyerさんが部屋のテレビで試合を観ながら実況するのだが、肝心の画面は映らない。おじさんと青年2人がレアルとチェルシーの試合を見ながらリアクションするだけ。
そんな動画が調子のいいときは80万回再生される。ひと昔前までは日本のゴールデンタイムは野球が流れたり、プロレスに熱狂している世代もあったりしたが、今は絶対的ナンバーワンのスポーツがなく分散している。サッカー大国は共通の話題が常に更新されて盛り上がれるなんて、楽しそうで憧れる。