骨太サバイバルリアリティショー
世界のYouTube急上昇を1ヵ月チェックして分析する連載。今回の国は「ドイツ」。どの国にしようか探していると、数ヵ国で急上昇1位になっている動画があった。それがドイツの『7vs. Wild』というシリーズのリアリティゲームショー。
7人のサバイバル経験者が大自然の湖畔にバラバラに放たれる。持ち物は服と数個のアイテムだけ。7日間リタイアせずに生き残り、「岸まで泳げ」「アイテムを使うな」など課されるミッションをクリアし、獲得したポイントで優勝者が決定する。
日本でいう、“黄金伝説”の無人島0円生活のようなイメージ。ただし、スタッフなしで1人で撮影し、生き残らなければならない。16本の動画で1シリーズ、平均して400万回以上の再生数となり、国をまたいで大人気に。得体の知れないものを食べたり、寝床やイカダを作ったり。どうしてこんなことができるんだろう?というシーンの連続。
最近、仕事仲間とよく話すのは、いい企画を思いついたときにどこに提出するのがいいかということ。日本でも『BREAKING DOWN』や『Win Win Wiiin』のような、YouTubeで楽しめる大型企画が出てきている。リッチなコンテンツがYouTubeにぼこぼこ現れる日がそう遠くない気がする。『7vs. Wild』の日本人版が見たい。