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世界のバーテンダーが頂点を目指す「WORLD CLASS 2024」。日本代表を決める国内決勝、まもなく!

世界50カ国以上でそれぞれ代表を選び、その全員が集って文字通りの世界一を決める。年1回のバーテンダー世界大会、ディアジオ「ワールドクラス」が2024年もやってきた。まずは日本代表を1人選出する、日本大会決勝(=ジャパンファイナル)は、この7月1日、2日にいよいよ東京で開催される。さあ、今年の勝者は?

text: BRUTUS

世界一のバーテンダーを決める「ワールドクラス」

国際的な大手酒造カンパニー「ディアジオ」が主催する、世界最大級のバーテンダー競技大会が「ワールドクラス」だ。毎年、国別の予選大会で各代表を1人ずつ選出。その全員が一堂に集まり、世界大会が行われる。エントリー総勢で約2万5000人の中から選ばれる勝者“BARTENDER OF THE YEAR”はもちろん、たった1人。

大会の競技はタイプの異なる複数の部門からなり、そのどれもが、ただのカクテル披露ではない。技術はもちろん、アイデアやストーリー、即興性、コミュニケーション能力、プレゼンの完成度、スピードなどが多角的に審査される。各部門ごとに順位付けされ、最後に総合点で優勝者が決まる、という流れは、国別予選でも世界大会でも基本的に同じだ。

どんなに素晴らしいカクテルが1杯作れても、それではまったく勝利の条件には足らない、という点がこの「ワールドクラス」の大きなポイント。勝つためには、バーに立ち、ゲストをもてなし、ドリンクをサービスするという、バーテンダーとして求められる総合力が必要になる。フロックはない、と言われるゆえんでもある。決勝ともなると、過去大会でもチャレンジを重ねた実力派が何人も残っているのが常だ。

2023年のジャパンファイナルは6月に東京・豊洲で開催された。国内各地から予選を勝ち抜いた10人のファイナリストが集まり、2日間にわたって競技を実施。その勝者として日本代表に選ばれたのは、野里史昭さん。大阪〈ISTA COFFEE ELEMENTS〉オーナーとして普段は店に立ち、コーヒーのプロとして、バリスタとしても活動しているユニークなキャリアを持つバーテンダーだ。

世界一を決める「グローバルファイナル」

2009年の第1回から数えて14年目となる世界大会は、2023年9月に開催された。開催地となったブラジル・サンパウロの会場に集まったのは世界各国で予選を勝ち抜いた、代表54人。3日間にわたって部門別の競技が行われ、結果が出るたびに下位から次々と脱落していくサバイバル方式だ。

最終日には12人のファイナリストまで絞り込まれ、その一人には、地球の反対側から遠征して健闘を見せた、日本代表の野里さんの姿も。最後、すべての競技が終わり、ステージでは結果発表が行われる。今回、優勝を果たしたのはカナダ代表のジェイコブ・マーティンだった。コールと同時に、大会審査員としても参加していた過去の世界チャンピオンたちが、壇上の優勝者のもとへどっと駆け寄った。

2024年、次の栄冠を手にするのは?

今年2024年の世界チャンピオンへと続く道しるべとなる、日本大会決勝。すなわち日本代表を決めるジャパンファイナルは、この7月1〜2日に東京・恵比寿で開かれる。既に1次、2次の審査を突破したファイナリスト10人が集結し、熱いバトルを繰り広げる。

さまざまなチャレンジに挑むバーテンダーたちの中から、今年9月に上海で行われる世界大会決勝=グローバルファイナルへ挑む、たった一枚の切符を手にするのは、果たして誰か?