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週末の酒がうまい、BRUTUSの聞くレシピ Vol.22「金目鯛の煮付けと熱燗」

最近、周りに料理上手な友達が増えてきた。どこの料理人から教わったのか、ちょっとしたひと手間で、ゲストを喜ばせたりして、なんだか羨ましい。自慢の一品をサラッと作れるスキルがあれば、週末の酒はもっとおいしくなるはずだ。気負わず簡単に作れる、とっておきのレシピを教えてくれるのは、料理家で〈and recipe〉主宰の山田英季さん。さて、今回のメニューは……。前回の「聖なる夜にローストビーフと爆弾酒(韓国焼酎とビール)」も読む。

photo : Shin-ichi Yokoyama / text & recipe: Hidesue Yamada

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金目鯛の煮付けと熱燗

新年1回目です。今年も「聞くレシピ」をよろしくお願いいたします。
そして、年のはじまりに震災で大変な思いをされている方々に、これ以上の苦しみや、悲しみがどうかありませんように。

さて今回は、金目鯛を使った煮付けに熱燗を合わせて、寒い冬でもぽかぽかな気持ちになりたいと思います。

ポッドキャストで作り方を聞く

まずは、金目鯛にお湯をかけて、血合いや汚れを落とし、水気を拭き取ります。このときにできれば、すぐに氷水に入れて冷やしながら汚れを落とすと臭みがより取れます。

次は、ごぼうを棒状に切ります。細いごぼうならそのままでも構いません。

準備ができたので、煮ていきます。

今回は、ル・クルーゼのオーバルの鍋を使います。
正円形の鍋では、食材によっては収まりが悪いときもあります。特に魚料理のときには、1匹の魚がピタッと収まってくれるので便利。煮汁が多くなってしまうときにもおすすめです。

鍋底にごぼうを敷き詰め、昆布だしと酒を入れ、その上に金目鯛をのせて、蓋をして中火にかけ、湯気が漏れてきたら弱火にして5分ほど蒸し煮にします。

このときに下に敷き詰めたごぼうが、蒸し板の代わりになって金目鯛にふっくら火を通してくれます。

蒸しあがったら味付け。魚に塩分が先に入ると、後から甘みが入りづらくなるので、先に甘い調味料で煮ていきます。砂糖、みりん、薄く切ったしょうがを加えて、底が焦げ付かないように注意しながら中火で1分ほど煮込みます。

そこに醤油を加えて強めの中火で、金目鯛に煮汁をかけながら、2分ほど煮詰めていきます。メレンゲカラーのル・クルーゼの鍋は内側がクリーム色なので、醤油を使った和食の煮具合を色で確かめられるのも便利なところです。

鍋の内側がクリーム色で煮汁が透けて見えるので、煮込み具合など調理段階を見極めやすい。

出来上がったら、器に盛り付けて、白髪ねぎを添えます。

熱燗は、地元の兵庫を代表する剣菱さんを温めます。小瓶の蓋を取ったら、そのまま電子レンジに。すぐに熱燗にできるのが嬉しい新パッケージです。

それでは、みなさまの一年が良い年になりますように。

金目鯛の煮付けと熱燗

材料 2人分

・金目鯛の切り身………2切 230g
・しょうが………………1かけ
・ごぼう…………………1/4本
・白髪ねぎ………………適量
・醤油………………大さじ3と1/2
・砂糖……………………大さじ2
・みりん…………………大さじ2
・酒………………………大さじ3
・昆布だし………………150㎖

作り方

  1. 金目鯛の切り身にお湯をかけて、血合いや汚れを落とす。ごぼうをくし切りにする。
  2. 鍋底にごぼうを敷き詰め、昆布だしと酒を入れ、その上に金目鯛をおき、蓋をして中火にかけ、湯気が漏れてきたら弱火にしてそのまま5分煮る。
  3. 2に砂糖、みりん、薄く切ったしょうがを入れて、鍋が焦げ付かないように注意しながら中火で1分ほど煮る。
  4. 3にしょうゆを加えて、強めの中火にし、煮汁をかけながら、2分ほど煮詰める。
  5. 器に盛り付け、白髪ねぎを添える。
黒松剣菱(清酒)
お米の芳醇な味わいと、存在感のある旨味、鮮やかなキレが楽しめる、飲みやすい清酒。キャップを取って、そのまま電子レンジ(500W)で約1分温めたら、ぬる燗のできあがり!ボトルデザインもグッドデザイン賞を受賞するだけあってオシャレ。アルコール度数16.5度。373円(180ml)
HP:https://kenbishi.com/?pid=153087075

シェフや料理上手な人は、なぜ〈ル・クルーゼ〉のキッチンウェアを使うのか、気になって調べてみた

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