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週末の酒がうまい、BRUTUSの聞くレシピ Vol.20「シーフード葱油拌麺(ツォンヨウバンミェン)にジャスミンハイ」

最近、周りに料理上手な友達が増えてきた。どこの料理人から教わったのか、ちょっとしたひと手間で、ゲストを喜ばせたりして、なんだか羨ましい。自慢の一品をサラッと作れるスキルがあれば、週末の酒はもっとおいしくなるはずだ。気負わず簡単に作れる、とっておきのレシピを教えてくれるのは、料理家で〈and recipe〉主宰の山田英季さん。さて、今回のメニューは……。前回の「スコッチエッグとタリスカースパイシーハイボール」も読む。

photo&text&recipe: Hidesue Yamada

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前回に引き続き、スペシャルゲストとして、本誌995号の特集「写真はもっと楽しい。」でページを担当された、写真家の幡野広志さんをお招きしています。幡野さんも普段から料理をされているので、今回も楽しくお話しさせていただきました。ぜひポッドキャストをお聞きください。

さて、旅がきっかけで作るようになった料理がたくさんあります。

フランスのレストランで食べた鴨とパクチーのスープだったり、台湾の屋台で食べた切り干し大根の入った玉子焼きだったり、そんな料理の数々は、思い出の詰まった大切なレシピになっています。

そんな中でも、上海を訪れたときに食べたシンプルな麺料理「葱油拌麺(ツォンヨウバンミェン)」は、ぼくの胃袋を掴んだ一品です。

シーフード葱油拌麺(ツォンヨウバンミェン)

今回は、葱油拌麺にシーフードミックスを加えて、少しアレンジしてご紹介します。

ポッドキャストで作り方を聞く

まずは、葱油を作ります。青ねぎを5㎝幅に切り、フライパンに入れ、サラダ油を注ぎ、弱火でじっくりと炒めます。

葱を切る様子
フレッシュなネギの香りが食欲をそそる。
葱を焦がす様子
ネギがすべて茶色くなるくらいまで、徹底的に焦がして油に香りを移す。

嘘でしょ?と思うぐらい焦がしてください。香ばしい風味と葱の甘みが移った油が、最高に美味しいので。

葱油ができあがったら、温かいうちに、しょうゆ、砂糖、オイスターソースを加えて混ぜます。

葱油に調味料を混ぜる
砂糖とオイスターソースで中華の独特な甘味と香りを出す。

鍋に湯を沸かして、中華麺(乾麺)とシーフードミックスを入れて茹で、器に盛り付けます。中華麺は、生麺ではなく乾麺を使った方が、ぬめりが少なく美味しいです。

シーフード葱油拌麺の麺を茹でる
シーフードミックスも同時に茹でる、お手軽レシピ。

仕上げに、葱油のタレをかければ出来上がりです。

今回のお酒は、ジャスミンハイ。

氷を入れたグラスにウォッカとジャスミンティーを入れ、炭酸水を注いで、カットレモンを搾ります。

シーフード葱油拌麺(ツォンヨウバンミェン)にジャスミンハイ

シーフード葱油拌麺
中国の屋台などで味わえる、本格的な味。

材料 ふたり分

・中華麺(乾麺)………………2束
・青ねぎ…………………4本
・サラダ油………………大さじ5
・シーフードミックス…100g
・糸とうがらし…………適量(なくてもOK)
<A>
・しょうゆ………………大さじ3
・砂糖……………………大さじ2
・オイスターソース……大さじ1

作り方

シーフード葱油拌麺
(1)青ねぎを5㎝幅に切って、フライパンに入れ、サラダ油を注ぎ、弱火で青ねぎが焦げるまで炒める。
(2)(1)に〈A〉を入れて、よく混ぜる。
(3)中華麺(乾麺)とシーフードミックスを茹でて、器に盛り付け、(2)をかけて混ぜながら食べる。

ジャスミンハイ
ウォッカ 20㎖
ジャスミンティー 50㎖
炭酸水 適量
氷 適量
レモン 1/8個

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