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ミリタリー好きが頼りにする、横浜と名古屋の名門。〈AnchoR Vintage〉、〈Archaic〉

いま古着が大ブームだといわれるほど、全国のたくさんの街に、実に魅力的な古着店が増えています。世界が羨む古着大国ニッポンで、今行くべきお店をピックアップ!


本記事も掲載されている、BRUTUS「おとなの古着。」は、2023年7月3日発売です!

photo: Jun Nakagawa, Fumiko Kawazoe / text: Shuhei Sato, Minori Okajima

AnchoR Vintage(横浜/神奈川)

ミリタリーの品揃えなら関東屈指のラインナップ

2012年に横浜の元町で開業した〈アンカーヴィンテージ〉は、米国陸軍航空隊のパイロットジャケットであるA-2のコレクターであった篠田夫妻が営む知る人ぞ知る名店。ミリタリーを軸にしているが、スエットやデニムも充実しており、王道のアメリカンクロージングを楽しめる。

ミリタリーはとにかくバリエーション豊富で、マニアックで詳細不明のものも多いが、そこは博識の篠田さん。出自から買い付けした背景までしっかりと教えてくれるので、そのストーリーも含めて、ここで買ってよかったと思うはず。

Archaic(名古屋/愛知)

県外からの古着好きも集まる 大須にある小さなアメリカ

オープンから約13年、アメリカに魅入られたオーナーが、一人で古着と実直に向き合っている〈アーカイック〉。ミリタリーやワーク服、デニムなどをセンスよく、そして状態の良さにこだわってセレクトしている。

「コンディションの悪いものにも味はあるけど、どこかで線引きしないと際限なくって。だから良品に厳選しています」とオーナー。10年以上続けているアメリカ買い付けで1カ月ほど店を閉めるため、入荷日目がけて多くの古着好きが駆けつける。その中には県外からの訪問客も少なくないのだとか。

Archaic 店内
ワークウェアも素材とコンディションを厳選。

※紹介した古着の多くは一点物で、品切れの場合があります。価格等の情報は取材時のもので、変更になる場合があります。