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お笑い芸人・くっきー!の大切な古着の話。〈リーバイス®〉501XXとスーベニアキャップでおめかし

古着の価値観は人それぞれだ。何十年も着ている思い出の品や問答無用に好きな服。世界中から長い年月を経て、奇跡的に自分の元に辿り着いた古着たち。お笑い芸人・くっきー!が語る、古着・愛。


本記事も掲載されている、BRUTUS「おとなの古着。」は、2023年7月3日発売です!

photo: Shinsaku Yasujima / text: Shigeo Kanno

欲しいものは何がなんでも手に入れる。所有欲を刺激するヴィンテージたち

僕は昔から、欲しいものに出会うと、借金してでも手に入れたくなってしまう性分で……。古着もその一つ。このヴィンテージの〈リーバイス®〉501XXは30代半ばに買ったものです。

若い頃からファッションは革ジャンとかロンドンのスタイルがベースだけど、ジーンズはやっぱり〈リーバイス®〉がいいんすよ。501XXとか66とか高くても買ってきました。ステッチとか生地とか細かな違いがあって、いろんなディテールを見つけて答え合わせをしていく感じがたまりませんね。

ただ、年をとって髭にも白髪が交じってきて、全部古着っていうのは小汚く見えますよね?だから、ヴィンテージを穿いたら上は新品を着るように気をつけています(笑)。

あと最近買ったこのスーベニアキャップ、カッコいいでしょ。YouTubeの企画でコバさん(ケンドーコバヤシ)と行った古着屋で見つけたんだけど、「WAKKANAI JAPAN」って刺繍してあって。

50年代に北海道のを訪れたアメリカ人がお土産用に作ったものらしいです。これは絶対買わなあかんと思って手に入れましたよ。古着にしてもギターにしても、物欲はまだまだ冷めませんなー。

お笑い芸人・くっきー!
最近のお気に入りのスーベニアキャップと長年愛用する〈リーバイス®〉501XX。ちなみに、くっきー!さんはレザージャケットのコレクターでもあり、自分で鋲打ちをしたものやペイントものなど多数所有している。