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改めて注目したい、モダナイズし続ける〈UGG®〉のシューズ

ファッション特大号だけのスペシャルなコラム通信「Mr. BRUTUS CLUB」。ちまたで話題のトピックスから選りすぐりの情報をピックアップ!今回は、あたたかな気持ちになれるアイテムやショップをご紹介。

photo: Yoshio Kato / text: Minori Okajima

オーストラリアでは、寒い朝のサーフセッション後に足元をあたためるためにシープスキンブーツを履く文化がある。〈アグ®〉の創設者、ブライアン・スミスはこの習慣をアメリカで広めるべく、1978年にブランドを始動。サーファーをはじめハリウッドセレブからも支持を得て、冬の名定番へと成長した。

現在ではフォルムやソールの応用など、幅広い種類でラインナップ。脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプの「タスマン」は、ちょっとしたお出かけや室内用にも重宝する冬のニュースタンダードアイテムと言える。軽量で耐久性も兼ね備えているため、幅広いシーンで活躍する。お馴染みの「クラシックブーツ」に続く、名定番となるモデルだ。

UGG®のシューズ
1.カリフォルニアのビーチで人気に火がついた〈アグ®〉を代表するモデル。自然に湿気を逃がし、快適な温度をキープするシープスキンで作られている。「クラシック ミニ」28,600円。
2.足首丈にリサイズされた「クラシック ウルトラ ミニ」24,200円。
3,4.快適な履き心地に定評があるシリーズ。定番のチェスナットカラーやモノトーンの装いにも似合うグレーのほかに、ベージュも新色で登場。「タスマン」各19,800円。
5.約5.7㎝もの厚底が存在感を放つアウトソールが目印。「ベンチャー デイズ」24,200円。

近年では街履き向けに作られた厚底ソールのアイテムも人気を博している。存在感はもちろん、クッショニングと安定感も優れた「ベンチャーデイズ」は、「タスマン」のアッパーを用いたハイブリッドデザイン。

ミッドソールにはサトウキビ由来のEVA素材を採用。石油から作られるエチレンの代わりにサトウキビのフォームを使用することで、環境への負担を減らすことができる。さまざまな思いが込められた〈アグ®〉のシューズに改めて注目したい。