オーストラリアでは、寒い朝のサーフセッション後に足元をあたためるためにシープスキンブーツを履く文化がある。〈アグ®〉の創設者、ブライアン・スミスはこの習慣をアメリカで広めるべく、1978年にブランドを始動。サーファーをはじめハリウッドセレブからも支持を得て、冬の名定番へと成長した。
現在ではフォルムやソールの応用など、幅広い種類でラインナップ。脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプの「タスマン」は、ちょっとしたお出かけや室内用にも重宝する冬のニュースタンダードアイテムと言える。軽量で耐久性も兼ね備えているため、幅広いシーンで活躍する。お馴染みの「クラシックブーツ」に続く、名定番となるモデルだ。
近年では街履き向けに作られた厚底ソールのアイテムも人気を博している。存在感はもちろん、クッショニングと安定感も優れた「ベンチャーデイズ」は、「タスマン」のアッパーを用いたハイブリッドデザイン。
ミッドソールにはサトウキビ由来のEVA素材を採用。石油から作られるエチレンの代わりにサトウキビのフォームを使用することで、環境への負担を減らすことができる。さまざまな思いが込められた〈アグ®〉のシューズに改めて注目したい。