60年代、DIG&DUGのターンテーブルを賑わわせたアルバム5選
マイルス・デイヴィスの『Dig』は店の名前の由来でもあり、外せないレア名盤。バリー・ハリスはDUGでライブ録音したenja盤ではなくこちらを。セロニアス・モンクの数あるソロの中からは、パリ録音のレア盤。植草さんとのご縁を結んだセシル・テーラーと東京の喫茶店で驚かされた『ルグラン・ジャズ』。中平さんの思い出の盤。
70年代、ブラック・ホークのターンテーブルを賑わわせたアルバム5選
当時のお客さんの人気ナンバーワン、ザ・バンドは至高のライブ盤。70年代を象徴するシンガーソングライターの代表作『Blue River』。ブラック・ホークとパイドパイパーハウスが育てたハース・マルチネス人気。松平さん印はブリティッシュ・トラッドの雄、フェアポート・コンベンション。1975年の奇跡、ガイ・クラーク『Old No.1』。
80年代、レッドシューズのターンテーブルを賑わわせたアルバム5選
当時のオーナー、松山勲さんは自らBGM用のミックステープをシーン別に作っていた。親交のあったブライアン・フェリーのロキシー・ミュージックはじめ、ストーンズやトーキング・ヘッズ、来日公演を主催したシャーデー、常連客でもあったシナロケの名盤など。新旧織り交ぜた絶妙なミックスだったとは、現・オーナー門野久志さんの弁。
90年代、カフェ・アプレミディのターンテーブルを賑わわせたアルバム5選
午後0時、カルトーラで「午後のコーヒー的なシアワセ」を味わい、午後3時の陽光の中でのまどろみにはキャロル・キング、暮れなずむ午後6時、溶け出す心象風景はケニー・ランキン、午後9時、ジョージー・フェイムのグルーヴィなバータイム、カエターノが欠かせない真夜中のアフターアワーズ、午前0時。これがアプレミディ感覚。