キャンプブームといわれるようになって久しいが、巣ごもり期を経て、グッズ需要の勢いは今なおとどまることを知らない。そんな中、大手アウトドアメーカーをこすり倒し、そこにはないオリジナリティやデザイン性を求めてさまようキャンパーが急増している。結果彼らが辿り着いたのは、欧米の軍払い下げのヴィンテージギアを豊富に扱うアウトドアショップ〈トランクシックス〉だ。
オーナーの清水慎哉さんは若かりし日より軍モノのギアを用いてキャンプを続け、その経験をもとに商品をセレクトしたショップを立ち上げた。
「もともとは千葉の市川市にある〈トランクゼロ〉というお店が最初で、ここはその2号店に当たります。千葉のお店では扱えない大物のギアを中心としたヘビーデューティなラインナップが特徴です。テントや大型のコンテナなどを店内に設置して、実際に体験できるようにしています」
店内を見渡すとコンテナ関係が充実しているのに気がつく。これは“トランク”というショップ名の由来でもある、清水さんの箱モノ好きが強く反映されたものだ。
「ミリタリーギアは、リーズナブルだけど頑丈だし、なによりキャンプ場で人と被らない。ヴィンテージは一点物がほとんどですから。どうアレンジしてキャンプに応用するか、アイデアを探しに通ってくださる方や、スタッフに会いに来てくださる方も多いです。今おすすめなのが、〈AVA〉という岡山発のガレージブランドが作るハードコンテナですね」
店頭に並んだら即完売の超人気ガレージブランド
ミリタリーギアと並んで、ここの売りでもあるのがそんなガレージブランドの存在。その界隈の中心にいるのが〈M16〉と呼ばれる集団だ。
「愛知の〈マウンテンマウンテンファクトリー(MMF)〉という店で扱う16のガレージブランドが集結した団体が〈M16〉です。うちは、ブランドではなくショップで唯一参加しています。SNSで関連ブランドの入荷を知らせると、すぐに列ができて、その日のうちに売り切れるほどの人気ぶりなんです」
10〜20個単位でしか作れない激レア・グッズを手に入れようと、深夜から並ぶお客さんも珍しくないとか。
「ここは、普段お目にかかることができないガレージブランドの実物を見て、店員と話して買うことができる数少ない店だと思います。不便な場所ですが、立地はそれほど影響ありません。駅近よりも高速のインターのそばであることが重要。キャンパーはみんな車で移動しますからね」
SELLING POINTS
● 欧米の一点物ヴィンテージミリタリーギアを集積。
● 話題のキャンプギア系ガレージブランドを見て買える。
● 軍モノのほか、インディペンデントなアパレルも展開。