Live 2021.2.7 Live 暮らす 2021.2.7 〈TRUCK furniture〉黄瀬徳彦の新たな拠点。LAダウンタウンで出会った、アーティストの暮らし方 Vol.1 現代の日本を代表する家具職人と言ってもよいだろう、〈TRUCK furniture〉の黄瀬徳彦さんが、LAに新しい拠点をつくったと聞き訪ねることにした。ダウンタウンに位置する大きな集合住宅、そこには、さまざまなアーティストたちが住み、彼らとの交流から、新たな発想が生まれ始めているともいう。未来の家具が生まれる場所へ。 Photo: Keisuke Fukamizu / Text: BRUTUS 大きな実験場であり、交流の場としての可能性。 LAというと、庭付き一戸建てのイメージがあるが、倉庫や工場をリノベーションして、集合住宅として貸し出す物件も多い。周囲には、現役の倉庫も多くあり、トラックが行き交う。 この地に拠点を置くきっかけをつくってくれたスティーブンと。ビジネスパートナーであり、無二の親友でもある。黄瀬さんの家は1階で駐車場が付いている。スティーブンが座る長椅子は、現地で部材を調達して黄瀬さんが自ら作った。色を塗ったりはがしたり、実験は続く。 少しずつ匂いが足されて、家がフィットしてくる。 この部屋を借りるとき、何はともあれレコードを大音量で聴きたい、と思い、真っ先に設置したオーディオセット。“そこらへん”で拾った枝を飾る。入口から中を覗く。食器棚は、家を訪れるゲストたちにも人気。この棚をはじまりに、家具、家、そして暮らしについての話題が広がる。オートバイやクルマの工具置きが欲しくて、図面を引き、ダウンタウンの地元の鉄工所のおっちゃんに頼んで作ってもらった。元はオープンキッチン。そこに壁を造り、扉を付けた。扉は通りすがりの古家具屋で発見。ミリ・センチでなくインチで測り作るのに初め戸惑った。キッチン裏の小さなロフトが、黄瀬さんのベッドルーム。共用部分の通路から差し込む、柔らかな光で自然に目覚める。 キッチン裏の小さなロフトが、黄瀬さんのベッドルーム。共用部分の通路から差し込む、柔らかな光で自然に目覚める。入口脇のホール。LAでオートバイ2台を購入。ヤシの木の葉っぱは、そこら中に落ちている。なんでもないものもさらっとアクセントに。 大阪とLAを行き来し、拠点をつくり始めて約1年。部屋のサイズ感など、まだまだ体に馴染んでいないという黄瀬さん。大量の家具を送り、置いてみることから始めた。トライ&エラーの繰り返しは、TRUCKの真髄。 Vol.2へ続く 関連記事 前の記事へ 〈TRUCK furniture〉黄瀬徳彦が、LAダウンタウンの集合住宅に惹き寄せられた理由 Live 2021.2.11 次の記事へ Stephen Kenn(家具職人)のスタジオ。LAダウンタウンで出会った、アーティストの暮らし方 Vol.2 Live 2021.2.8 #アメリカ Videos 動画 【それでも欲しい時計、どれですか?】時計専門店〈ECW SHOTO〉オーナーが語る、ヴィンテージウォッチの魅力。 【11/1発売】それでも欲しい時計、どれですか? Videos 動画 【それでも欲しい時計、どれですか?】時計専門店〈ECW SHOTO〉オーナーが語る、ヴィンテージウォッチの魅力。 【11/1発売】それでも欲しい時計、どれですか?