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俺なりの嗜み方!真壁刀義×立道嶺央が語る「男のあんこ道」

一見接点のないお二人のようだが、あらゆるデザートを食べ尽くしてきた新日本プロレスに所属するプロレスラーの真壁刀義さんと、〈POMPON CAKES〉店主でケーキ職人の立道嶺央さんは、あんこをこよなく愛す“あんこラバー”という共通点がある。あんこの新しい食べ方を20年開拓し続けてきた〈トラヤあんスタンド〉で、「あんペースト」を前に“男のあんこ道”をテーマに語ってもらった。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Keiichiro Miyata

心もカラダも元気になる“あんこ”が、日本最強のパワーフード!

田島朗(以下、田島)

司会を務めます、ブルータス編集長の田島朗です。本日はお集まりいただきありがとうございます。いきなりですが、お二人ともあんこはお好きですか?

真壁刀義(以下、真壁)

もちろんだよ。あんこって、仕事で疲れて「やってらんねー」って思った時に食ったら「よっしゃ、もういっちょ頑張ろう」って元気になる。そんなふうにみんながハッピーになるための最強のスイーツだよね。

立道嶺央(以下、立道)

僕は家族3世代にわたる“あんこラバー”の家系で生まれたので、物心ついた時から自然とあんこ好きに。祖母がお茶の先生をしていたこともあり、〈赤福〉と〈とらや〉の羊羹が必ず台所にあって、昼はお茶と一緒に、そして夜はお酒のアテとして、あんこがよく食卓に上がる家でした。

真壁

それ、最高だね。うちもさ、ガキの頃に家でたまに出てくる甘いものといえば、駄菓子屋で売っているようなお菓子というより、あんこの串団子だったんだよ。これが記憶にある、スイーツの原体験。

だから、あんこがいちばん身近な贅沢品というイメージが今もあってさ。あんこと餅をいっしょに口へ放り込むと、噛むほど旨味が広がるじゃん。原料は主に豆だからタンパク質と糖質を同時に摂取できて、脂質は少ないから太りにくい。それを昔から食べている日本人の暮らしの知恵ってすごいよね!

立道

餅もエネルギーになりますしね。

真壁

そうなんだよ。体の中でエネルギーとして爆発する、こんなパワーフードはなかなか無いよ。

プロレスラー・真壁刀義
リングを降りたら、“スイーツ真壁”の愛称で親しまれる、大の甘党。コンビニなどでも買い求めやすいあんこの串団子は、燃焼しやすいエネルギーとして、プロレスの練習前に食すことも。

乳製品が、小豆のうまさと甘さを一層引き立てる

田島

ちなみにつぶあんとこしあんはどちら派ですか?

立道

僕はつぶあん派です。

真壁

それ、悩むな〜。ガキの頃は、こしあん一択だったけど、年齢とともにつぶあんの良さにも気づいてさ。つぶあんって、餡の中に小豆感が残っているから、何度も噛んで口の中に風味が広がっていく感じを楽しめていいよね。逆にこしあんは舌触りが滑らかだからパクパク食べられる。どっちも違う魅力があって好きだな。

田島

ズバリ、これが一番という、あんこ菓子は何ですか?

真壁

それ聞いちゃう!?小学生の頃に近所のパン屋で買って食べたホイップクリーム入りのあんパン。もうガキも大人もひれ伏す甘さで、お菓子においても和洋折衷って最強の組み合わせだよね。

立道

和洋折衷のうえに、乳製品という組み合わせがさらにやばいんですよ。僕はあんことホイップクリームを入れたどら焼きが好きです。あとは、“あんこラバー”の定番メニューである、あんバタートーストも。

POMPON&COMPANY ディレクター・立道嶺央
立道さんの洋菓子作りにおいて、あんこも重要な素材の一つ。“トラディショナルニュー”をコンセプトに掲げ、あんこを挟んだカステラのような日本をルーツにした洋菓子のレシピをお手本に独自メニューを開発。

滑らかで風味豊かな《あんペースト》を実食

田島

きっと“あんバター”の話題に挙がるだろうと思って、〈トラヤあんスタンド〉の2種類の《あんペースト》とトーストを用意しました。どうぞ召し上がってください。

真壁

“男のあんこ道”を語るうえでは、まず食べないことにはね。では、《あんペースト 黒砂糖とメープルシロップ》からどれどれ。……(モグモグ)、こりゃいい!

あんことも違ってとろっと滑らかで、深い甘みとともにメープルシロップの香りが広がるね。あんこ、黒砂糖、メープルがWin-Winな関係で、またバターも甘さをまろやかに包み込んでくれる。なんで乳製品と組み合わせると、こんなに美味いんだろうな?

立道

乳製品って、和洋などのジャンルの異なる食材を合わせる時に、まるで “味の接着剤”のようにうまく馴染ませてくれるんですよ。

真壁

そういうことなんだ。《あんペースト こしあん》もシンプルで食べやすいね。

立道

どちらの《あんペースト》もあんこそのものよりジャムに近い軽い感じなので、朝食にはもってこいですね。

〈トラヤあんスタンド〉の〈あんトースト〉
こしあん、黒砂糖とメープルシロップの2種のあんペーストと、バター、トースト1枚がセットになった《あんトースト》は、〈トラヤあんスタンド〉の定番メニュー。551円

真壁

日本のプロレス界にも言える話なんだけど、新しいものに挑む時って、周りの反対がつきものじゃん。最初は亜流って言われるけど、周りを納得させられるものを生み出して、やり続けていくことで、いつからか王道や定番と言われるものになっていく。この《あんペースト》はまさにそれだよね。食パンにのせただけでこんなに美味いものに出会ったのは初めてだよ。

田島

他にも、〈トラヤあんスタンド〉では、《あんペースト》とバルサミコ酢や塩、植物系のオイルと合わせたドレッシングをサラダにかけたり、あんこの新しい食べ方を次々に生み出しているんですよ。

真壁

創業から500年の歴史ある老舗和菓子店から派生して、新たな挑戦をするっていうのがすごいよな。

終わりなき、あんこの新しい食べ方

田島

あんトーストからサラダまで、《あんペースト》の食べ方は無限大ですが、他にこんな食べ方が美味しそうと思いつくメニューはありますか?

立道

そもそもあんこって酸味とめちゃくちゃ相性がいいんですね。だから、サワードゥみたいなパンにサワークリームを塗って、その上に《あんペースト》とか。

あとは、クレープの具材にも!ベリーとかクランベリーといった酸味のあるフルーツを混ぜたホイップクリームを加えたら、たまらないと思います。

真壁

さすがだね、そのクレープ食ってみてぇ〜。温かいものにのせると香りが立つから、特に《あんペースト 黒砂糖とメープルシロップ》が引き立ちそう。

立道

きっと、芋焼酎や黒糖焼酎のロックを飲みながらも最高ですよ。

真壁

この野郎、もうやめろー。よだれが止まらねぇよ。

立道

味の良さはもちろんですが、瓶詰めで素材自体を販売するというアイデアも素晴らしい。実は前職で茅葺屋根を造る職人見習いをしていたんですが、その当時から日本の伝統文化に魅力を感じていて、それを手軽に味わえる最たるものがあんこだと思うんです。

ただ、それを素材のまま売るって発想が昔は誰もなかった。そういう意味でも、日本伝統の食文化を今の生活スタイルに寄り添うものに進化させた《あんペースト》は、本当に小豆の新しい道を切り拓いた商品だと思います。

真壁

俺にも言わせてくれよ。《あんペースト》の何がすげーって、デビューから20年愛される定番っていう実績が文句なし。

もう、邪道とか亜流とかいうやつはいないでしょう。あんこラバーの俺からしたら、「あんこの美味しい食べ方の可能性を広げてくれて、ありがとう!」って、感謝しかないよ。

田島

本当にその通りですね。あんこって日本人として誇りを持てる最たるスイーツであることを再認識しました。私もあんこラバーの一員として、「家庭にあんこを!」って訴え続けていきたいと思います。お二人とも、今日はありがとうございました。

真壁

あんこのためなら、またいつでも呼んでください。

立道

僕も!

左:プロレスラー・真壁刀義右:POMPON&COMPANY ディレクター・立道嶺央

二人が食べたのは……