今すぐ会いたい、クリームとイチゴの定番おやつ
運ばれてきた瞬間、思わず「かわいい!」と口にした甲斐さん。「ショートケーキって本当にかわいいですよね。誰しもが子供の頃に憧れていた存在なはず」。真っ白なクリームにのったイチゴが目印のケーキは、個性もさまざま。
「世代問わず人気の〈コロンバン〉や〈不二家〉の三角ショートのほか〈Café Kitsuné Aoyama〉では、練乳が使われていて新鮮な味わいが。〈ガルガンチュワ〉や〈PARIYA〉は、そのフォルムも魅力です」
好きなものには貪欲だと語る甲斐さんは、休日は街をひたすら歩き、数軒の喫茶店をはしご。
「今あるものが、今後もあり続けるとは限りません。だからこそ、気になるお店にはすぐに行きます。散歩中に“好き”と感じたら、自宅に連れて帰って翌朝に食べる“朝おやつ”という楽しみ方も私の定番の一つ。東京に住んでいる人はもちろん、旅行で来た方もホテルの部屋でケーキを食べてほしい。毎朝に楽しみを作ってくれるおやつがあれば、一日を機嫌よく始められます」

甲斐みのりさんおすすめのショートケーキ5選
コロンバン原宿サロン(明治神宮前)

渋谷区の再開発に伴う一時閉店後、創業100周年を迎えた2024年に復活。レトロな雰囲気の中でランチやアフタヌーンティーも楽しめる。全卵と同量の卵黄を加えたスポンジはカステラのようにふんわり。605円。
Café Kitsuné Aoyama(表参道)

ライフスタイルブランド〈メゾン キツネ〉プロデュースのカフェ。店内は日本建築へのリスペクトを込めた和の空間。練乳を忍ばせたミルキーなケーキに別売のキツネ形サブレ(400円)を添えるのが定番。900円。
ガルガンチュワ(日比谷)

1971年にホテルショップの先駆けとして帝国ホテルにオープン。スイーツや惣菜などが並ぶ。サクランボのリキュール「マラスキーノ」がほのかに香る一品はシニア世代にも人気。1,350円。
PARIYA DELICATESSEN(六本木)

1996年に青山で創業。都内6店舗を構え、惣菜やスイーツなどを提供。イートインはドリンクバー付き。シグネチャーであるケーキは、丁寧なミキシングにより、キメ細かく口溶けの良いスポンジ。1,058円。
不二家レストラン 西永福店(西永福)

1979年にオープンし3世代にわたり愛され続けているレストラン。家族連れから友人同士まで多くの地元民が訪れる。シャンテリークリームと甘酸っぱいイチゴが相性抜群なプレミアムショートケーキは不二家を語るには外せないロングセラー。594円。