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徳岡慶也のトウキョウ・ナイト。東京の光の下、江戸の魚を釣る

日が落ちると、昼間目にしていた場所が違って見えたり、いっそう快適に楽しめるものがある。東京の夜に楽しめるアクティビティを、ミュージシャン・徳岡慶也さんに教えてもらった。

photo: Keisuke Fukamizu / text: Toromatsu

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徳岡慶也のトウキョウ・ナイト

「夜は魚の活性が高まるし、魚が持つ人間に対する警戒も薄れるから、釣り好きなら普通に狙う時間帯なんですけど。ただそれを田舎の方でやるんじゃなくて、近場の東京湾でやるのが良いんです」と夜釣りの魅力を教えてくれたのは、インストゥルメンタルユニット〈デパペペ〉の徳岡慶也さん。

誰もが認めるアコースティックギターの名手だが、ひそかに手にはギターよりも釣り道具があったと言ってもいいくらい、大の釣り好きでもあるのだ。

釣りをするミュージシャンの徳岡慶也
15人在籍するTFC(“トクオカ”フィッシングクラブ)の仲間と。

「小学生の時から続けているからギターより付き合いが長いです(笑)。羽田空港や飛行機のランプが見える多摩川の河口付近で、シーバスを狙いながら、合間に“江戸前の釣り”として古くから愛されるハゼ釣りをする。全国どこに行っても味わえない、ここにしかない景色で楽しめます」。

上流で川釣りを楽しむこともあれば、ボートに乗って海に出ることや、東京ゲートブリッジを望む海浜公園に行くこともあるという。多摩川~東京湾の夜遊びの幅広さに驚かされる。

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