発酵を愛するあの人へ
夏はキュッと冷やして飲みたい甘酒
〈仁井田本家〉の「すぱっしゅ」
福島県郡山市で“自然酒”造りを貫く〈仁井田本家〉。創業は江戸時代中期の1711(生徳元)年。先代の17代目が1967年に日本で初めて醸造用アルコールを添加しない自然酒を販売したことで知られ、2003年からは無農薬、無化学肥料で育てた自然米と天然水のみで酒造りをする全国でも稀少な蔵元だ。
さらに創業300周年を迎えた2011年には、日本初の100%自然米・100%純米造りの「全量自然米蔵」となり、18代蔵元・仁井田穏彦さんが300年前に立ち返り江戸時代中期の製法を真摯に探求している。
看板商品のその名も「しぜんしゅ」シリーズは、蔵に伝わる「汲み出し四段」という四段仕込みで造られ、豊かなお米の旨みと甘みがあふれる。生酛仕込み・酵母無添加(蔵付きの酵母のみを使用)ゆえのほのかな酸味とジューシーさも、自然酒ならではの魅力だ。
そして「あまさけ すぱっしゅ」は〈仁井田本家〉のノンアルコール部門で人気を博す甘酒シリーズ。自然米の黄糀で作る「糀あまさけ」に対し、こちらは自然米の白糀を100%使用したタイプ。白糀が作り出す爽やかな酸味が特徴で、暑い季節もゴクゴク飲める。この心地よい酸っぱさ、夏はぜひキンキンに冷やしていただきたい!
砂糖不使用、ノンアルコールだから、誰にでも安心して贈れるのも頼もしい。甘酒ファンはもちろん、甘酒の甘みが苦手な人にもぜひトライしてほしい、健やかな味わいの名品!