洋菓子を愛するあの人へ
話題のパティスリー発、レモンケーキの新星！
〈sarkara〉の「レモンケーキ」
印象的な店名の〈sarkara〉は“sugar”の語源となるサンスクリット語が由来。レモンケーキは三角柱形のスタイリッシュな焼き菓子専用ボックス入り（5個用）。 
パカッと花咲くように開くボックスは、箱好きにはたまらない構造。レモンケーキたちはまるで鳥の巣で大切に守られている卵のよう？5個入り2400円。ほかに木箱に入った10個、15個入りも。店頭販売のみ3個入りもあり。 
ワックスペーパーを開けるとレモンの爽やかな香りがふわりと広がる。オンラインは冷凍便でお届け（賞味期限：21日）。 
レモン果汁がほとばしるようなジューシーさ、はかなく消え去る口どけ……！グラスアローにサクッとフォークを入れる瞬間もたまりません。 
ギフトにはロゴを配したショッパーも用意。1個100円。
2024年12月、三軒茶屋にオープンし、大きな話題を呼んだ〈sarkara〉。店主は、かの辻口博啓シェフが手がける〈モンサンクレール〉とショコラトリー〈LE CHOCOLAT DE H（ル ショコラ ドゥ アッシュ）〉という2つの名店で、辻口シェフの右腕として活躍した大井博司シェフ。実店舗を持つ前から催事などで焼き菓子を発表し、スイーツファンの間で高い評価を得ていた実力派パティシエの、待望の店だ。
店頭にはマドレーヌやフィナンシェ、ケーク、サブレなど思わず目移りしてしまうような焼き菓子たちが並ぶが、シグネチャーはやはり、レモンケーキ。
今や多くの人気パティスリーが思い思いのレモンケーキを発表しており、その食べ比べも楽しいのだが、大井シェフが表現するレモンケーキは驚くほどにジューシー。
まず、感動的なのが生地の口どけ。瀬戸田レモンのコンフィをたっぷりと練り込み、さらにココナッツやジンジャーを加えることで、口の中でホロホロと崩れて消え去る奇跡の食感を生んでいる。
そしてポイントはレモン果汁にベルガモット、エルダーフラワー、ハチミツを合わせたシロップを、漬け込むようにしっかりと染み込ませていること。それはまるで「サバラン」のようなジューシーさ！
シロップを“心地よい酸っぱさ”に仕上げるため、産地の異なるレモンを数種ブレンドしているそう。だから酸っぱ過ぎず、角の取れた酸味と香りの良さは格別。さらにジューシーなレモンケークを包み込むグラスアローにもレモンの皮やブランデーを潜ませ、甘いだけではないアクセントを添えている。
ちなみに心惹かれるパッケージの数々は、大井シェフのパートナーでバリスタであるあやさんとでデザインしているのだとか。
まず口どけに驚き、瑞々しい酸味とあふれるような香りに酔いしれる……まさにレモンケーキの新生！秀逸なパッケージとともに、老若男女の心を掴むギフトだ。
