料理を愛するあの人へ
瀬戸内の恵みあふれる純国産ジェノベーゼ
〈土ノ音〉の瀬戸内産ジェノベーゼ
“瀬戸内のハワイ”と称される山口県・周防大島。野菜を愛する料理人・池本由言(よしとき)さんが2020年、温暖な気候と豊かな土壌に魅せられこの地に移住。3年の準備期間を経て立ち上げた調味料ブランドが「土ノ音」だ。
調味料は油やスパイス、野菜まで、外国産の材料を使用する商品が多い中、「土ノ音」シリーズはなんと原材料となる農作物から周防大島で自家栽培。
たとえば看板商品の「菜種油ジェノベーゼ」なら、希少な国産菜種を薬剤を使わず伝統的な古式圧搾した純正菜種油を使用。そしてからし菜、ニンニク、大豆、唐辛子は自社農園産。
蓋を開けた途端にからし菜の香りがパッと鮮やかに広がり、深いコクとエネルギー溢れる旨味に圧倒される。食べればからし菜の香味と菜種油自体のおいしさに驚くはず……!この「味わい濃く、後味はクリア」なことこそ、隅々まで目の届いた原材料だけで作られている証しだ。
パスタのジェノベーゼソースはもちろんのこと、グリルした野菜や肉、魚に添えるだけでも立派な一品が完成する。カルパッチョのソースや、マヨネーズと和えてディップしても最高。お皿の片隅にさっとひと匙載せるだけで主役になりうる存在感だ。
種から発芽した芽が大地から顔を出す音、野菜たちの根が水を求めて土の中を伸びる音……など、土が奏でる音に耳を傾け、畑から瓶詰めまで余計な“ノイズ”を一切入れないのが「土ノ音」のポリシーだとか。まさに野菜が奏でる旋律が身体にダイレクトに“響く”調味料。
料理好きな人にこそ贈りたい一品だ。