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【今日のギフト】20年の月日をかけて誕生した、〈UCC〉の“食べるコーヒー”YOINED

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。

photo: Shu Yamamoto / text&edit: Yoko Fujimori

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一献を愛してやまないあの人へ
香りを味わうコーヒーの新たな形

〈UCC〉の“食べるコーヒー”YOINED

コーヒーの“余韻”を味わい尽くすために作られた、その名も「YOINED(ヨインド)」。一見、どこから見てもチョコレート。だけどカカオは一切不使用。老舗コーヒーメーカー〈UCC〉が20年の月日をかけて開発した独自製法で、コーヒー豆を丸ごと粉砕し、香りと味わいを一枚に閉じ込めた新たな領域のコーヒーだ。

コーヒー豆はタンザニア産キリマンジャロの中でも最高等級AAランクの豆を使用。強くキレのある酸味と厚みのあるコク、柑橘系のような豊かな香りが特徴だ。

味わいは、どっしりとした深煎りのような苦味に心地よい酸味が広がる「CRAZY BLACK」と、カフェオレのようなミルキーさとフルーティーな酸味や香りに溢れる「MELLOW BROWN」の2種。

製法はカカオ豆からチョコレートを作る工程がヒントになっているそうで、香りを閉じ込めるため焙煎した豆を凍結粉砕し、これに豆を圧搾して抽出したコーヒーオイル、植物油脂、砂糖などを加えて練り上げていく。だから見た目と食感はチョコレートなのに、一口食べるとまるで淹れたてのドリップコーヒーを飲んだかのような、瑞々しい香りが口から鼻腔へと駆け抜ける!

これぞ、“食べるコーヒー”。喉の奥に長く続くコーヒーの甘美な余韻には、ぜひウィスキーやラム、日本酒などアルコールを合わせたい。チョコレートとはまた異なる、コーヒーの余韻で飲む感覚は新鮮。コーヒーと酒を愛する友に贈りたい。

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