ショコラを愛してやまないあの人へ
人気チョコレート職人の思いを形にした焼き菓子
〈カカオ菓子suminoza〉のバウムクーヘンショコラ
日本橋浜町の人気クラフトチョコレート店〈nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO〉の村田友希シェフが、今年8月、同じく浜町に開いた〈カカオ菓子suminoza〉。チョコレートに特化した焼き菓子の専門店だ。
ものづくりの職人文化が残る日本橋浜町で、〈nel〉と同様に「手しごと」と「出来たて」をポリシーに、〈nel〉の工房で製造したチョコレートを使った焼き菓子を発信する。
カヌレやフィナンシェ、クッキー、そしてアルザスやローヌ・アルプといったフランス各地の郷土菓子など、飽きのこないベーシックなラインナップで、その全てにベトナム産カカオで作る〈nel〉のクラフトチョコレートが使われている。ショーケースの中は清々しいほどにブラウン一色で、チョコレートファンは思わずうっとりしてしまう光景!
中でも看板アイテムの一つとして、村田シェフが力を注ぐのがバウムクーヘン。この店のために専用の焼成機を導入し、一層一層丁寧に焼き上げたバウムクーヘンは、重厚な口当たりかと思いきや、シフォンのようにふんわり軽やか。これは使用するチョコレートの個性を際立たせるため、香りを抑え込んでしまう乳脂肪分や卵黄の量を一般的なレシピよりも控えめにしているから。
さらに卵白にコンニャクパウダーを加えて最大限に空気を含んだメレンゲを作ることで、エアリーで軽やかな食感が生まれ、空気の層からカカオが豊かに香る。これは新たなバウム体験!一流のパティシエであり、ショコラティエである村田シェフだからこそできる表現だ。
食べやすくカットして個包装された「バウムクーヘンショコラ カット」は、チャーミングな三角屋根のハウス型ボックス入りで、ちょっとしたギフトに最適。日本橋浜町の新名物の誕生だ。