ベーコンを愛してやまないあの人へ
芦屋発シャルキュトリの「ポワトリーヌ フュメ」
〈KUSUDA CHARCUTERIE MAÎTRE ARTISAN〉の燻製ベーコン
シャルキュトリーの名店として知られる神戸・芦屋の「METZGEREI KUSUDA(メツゲライ クスダ)」。その作り手であるシャルキュティエ・楠田裕彦さんが2024年、満を持して東京〈麻布台ヒルズ〉に出店。初の東京進出を果たした。
楠田シェフはハム職人の父のもとに生まれ、ドイツのメツゲライ(食肉加工品の専門店)をはじめフランスやヨーロッパ各地でハム・ソーセージ作りの修行を重ねた人物。
これまで神戸の店以外での購入方法は通販のみだったが、東京でも作りたてが入手できるようになったのだ。
東京の店舗〈クスダ シャルキュトリ メートル アルティザン〉には楠田シェフが神戸の工房で手作りするソーセージやハム、テリーヌなどがズラリとディスプレイされ、好きな分量を購入できる。
中でも特に人気なのが「ポワトリーヌ フュメ(燻製ベーコン)」。皮付きの豚バラ肉を塩漬けした後、レンガの窯でじっくりと燻すこと三昼夜。時間をかけて水分を蒸発させ旨味を凝縮させたベーコンは、肉の繊維の奥まで薫香が沁み込む。
肉の旨味を存分に味わうなら、厚めにスライスしてもらい、フライパンで軽く火を入れてステーキのように味わうのがおすすめ。噛めば口中が薫香で満たされ、脂の甘みに驚く!
グルメな友人宅への最高の差し入れになりそうだ。