カカオを愛してやまないあの人へ
沖縄発のクラフトチョコレート
〈TIMELESS CHOCOLATE〉のチョコレート
世界を旅したバリスタの林正幸さんが、沖縄で黒糖と出合い、2014年に創業した沖縄初のビーン・トゥ・バー・チョコレート専門店。使う素材は世界各地のカカオ豆と沖縄産サトウキビのみ。
多良間島産純黒糖や島ザラメなど、精製方法の異なるサトウキビを合わせ、ザラリとしたかすかな食感を残した粗挽きや滑らかな口どけの石臼挽きなど、カカオ豆ごとに個性がもっとも引き立つ製法で仕上げる。黒糖の一部には自らサトウキビを収穫し、昔ながらの薪火で炊き上げた自家製も含まれる。
タブレットを砕き、正方形の小さな一片を口に入れると、トロピカルフルーツやスパイス、ナッツなどの芳醇な風味が溢れ、黒糖がより香味に“豊かな複雑さ”をもたらす。たとえば沖縄県知事賞に輝いた「インドネシア72%」は、力強いナッツ感と明朗な酸味を持ち、グラッパなどの食後酒やウイスキーソーダなどアルコールとの相性も抜群だ。
「タイムレス」はカカオ豆は当然のこと、沖縄の黒糖を味わうチョコレートでもあるのだ。パッケージには旅を愛する林さんらしい「HAVE A NICE TRIP」とメッセージが書かれており、確かに味わいとともにいつかどこかで見た景色が浮かぶ。食べると不思議に旅したくなるチョコレートなのだ。