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【今日のギフト】能登の海のミネラルを頬張る。〈DENEN〉の奥能登しおポテトチップス

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。

photo: Shu Yamamoto / text&edit: Yoko Fujimori

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塩を愛してやまないあの人へ
奥能登しおの旨みを堪能できるポテトチップス

〈DENEN〉の奥能登しおポテトチップス

現在も懸命な復旧作業が続く奥能登、珠洲市。その海岸沿いに製造所を持ち、500年以上前から伝わるという伝統技法「揚げ浜式製塩法」で作られる海水塩「DENEN(でんえん)」。

国内でも現存するのは能登半島だけというこの技法は、海水を汲んで塩田に撒き、乾燥させ、できたかん水を釜炊きし……と、途方もない工程を経て完成する。日本屈指の美しさを誇る能登の海からできる海水塩は、ミネラル分に富み、まろやかで尖った塩辛さがなく、ほんのり甘い。

そして「塩のおいしさを存分に味わってほしい」と作られたオリジナル商品が「奥能登しおポテトチップス(うすしお)」。北海道産から九州産まで季節により厳選するジャガイモを厚めにカットし、昔ながらの釜揚げ製法でカリッと堅めに揚げている。味付けは潔く海水塩「DENEN」のみ。

厚めのチップスはカリカリと軽快な歯ごたえでイモの風味があふれ、海水塩の豊かな旨味がイモの味をさらに引き立てる。塩っぱ過ぎない「うすしお」という味付けの塩梅もちょうどいい。日本の豊かな風土を感じるリッチな食べ心地が評価され、5つ星ホテルの客室にも採用されているとか。

ビールやハイボールの最高の相方になってくれる、グルメな大人のポテトチップスだ。

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