クラフトビールを愛してやまないあの人へ
まるでワインのように“エイジング”できるビール
〈ヤッホーブルーイング〉の眠れるししし
「バーレイワイン」という言葉をご存じだろうか?“麦のワイン”を意味するビアスタイルのことで、半年以上もの時間をかけた長期熟成が特徴。一般的なエールビールの熟成期間が2~3週間程度であることから、費やす時間は10倍以上だ。
「眠れるししし2024」は、「よなよなエール」で知られる〈ヤッホーブルーイング〉がバーレイワインに挑んだ最新作。原料の麦芽を「よなよなエール」の約1.8倍使用し、煮汁を煮詰める「煮沸」の工程には通常の約2倍、熟成には10倍以上の時間を費やした、まさにブルワー(醸造家)が手塩にかけて育てたビール。
黄昏時の空のように深く澄んだ液体からはレーズンやハチミツ、黒糖のような甘美な熟成香が立ちのぼり、とろりと濃厚なマウスフィールの後に麦芽由来のチョコレートやベリーの甘みが広がっていく。この芳醇な風味と舌触りは、まるでシェリー酒や紹興酒をも思わせる……!アルコール度数も10%と通常のビールより高めなので、ステム(脚)付きのワイングラスに注ぎ、香りが開くのを楽しみながらゆっくりと味わいたい。
また自宅での“ホームエイジング(追い熟成)”もテーマで、専用ボックスには2缶入っており、一つは「熟成」用に。冷蔵庫で半年~2年寝かせることでさらに熟成が進み、香りはカラメルのように甘く重厚に、味わいはより複雑でまろやかに進化していく。
アートディレクター・大垣友紀惠氏による隅々までデザインされたパッケージからもバーレイワインにかける情熱が伝わってくる。ちなみにシーズン限定商品で、今回の6月と次回は秋ごろに登場予定。お酒好きな人にこそ贈りたい、味わいもパッケージもスペシャルな、“育てる喜び”が体感できるビール!