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今日のギフト:〈REUNION〉の「REISHI GIN」

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。

photo: Shu Yamamoto / text&edit: Yoko Fujimori

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お酒の時間を愛するあの人へ
リユースボトルを活用したクラフトジンの新星

〈REUNION〉の「REISHI GIN」

ここ数年、国内外にマイクロ・ディスティラリー(小規模蒸留所)が数多く登場し、個性豊かなアイテムで注目を集めているクラフト・ジンの世界。

中でもユニークな理念が話題を呼んでいる新ブランドが〈REUNION〉。「MAKE  IT COLORFUL(人生を楽しさで彩る)」をコンセプトに掲げたウェルネスブランドで、昨年ローンチした「REISHI GIN(霊芝ジン)」は、材料から製造法までウェルネスに特化したスピリッツだ。

鹿児島県薩摩半島で環境再生型農業により栽培されたサツマイモ「黄金千貫」を原材料に、「晴耕雨読」や「不二才」など著名銘柄を手がける鹿児島の老舗酒造〈佐多宗二商店〉が製造を担当。

味わいの核となるキーボタニカルは、漢方薬の素材として知られる霊芝。あの霊芝特有のほのかな苦味がボディの個性となり、炭酸水でソーダアップしても味わいの骨格がブレることがない。だから食中酒としても優秀なのだ。

そしてもう一つの大きな特徴が、リユースボトルを利用している点。それまで使ってきたボトルや〈REUNION〉が敬愛する他ブランドのボトルを回収し、この活動に賛同する洗びん工場で洗浄後、酒蔵で充填・ラベリング。同じ銘柄でありながらボトルの色も形状もさまざまなのが面白い。ちなみにボトルを5回リユースした場合、リサイクルなしのワンウェイボトルに比べ、約80%もの温室効果ガス削減が可能になるそう。

まさに「カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出をゼロに抑える概念)」を目指すウェルネスブランドが造り上げたジン。心地よい苦味が広がる飲み口は、コクがありながらキレがよく、霊芝エキスのおかげか翌朝の目覚めもスッキリ。地球にも、人の体にも負荷をかけない新世代のジンは、贈った相手と大いに語り合いながら嗜みたい。

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