スイーツとお酒を愛するあの人へ
“通り庭”を表現した粋で美しい塩味サブレ
〈オークラ東京〉の塩味サブレ「露地」
クッキー缶の醍醐味は“詰めの美学”。ワクワクしながら包装を解き、缶の蓋を開け美しく整えられた景色を目にしたときの高揚感…!
〈オークラ東京〉のデリカテッセン〈シェフズガーデン〉が手がけるクッキー缶も、ホテルの意匠の一つである石畳文様など日本の四季の美を投影した、端正な美しさを讃える一品が揃っている。
こちらの「塩味サブレ 露地」は、京都の町家に見る“通り庭”を表現したもの。通り庭とは、玄関から裏庭まで通じる土間のことで、この通り庭の敷石のごとく四角と丸のサブレが整然と詰められている。しかも、「露地」のフレーバーは全てがサレ(塩味)。
パルメザンチーズを生地に練り込み焼き上げた「フロマージュ・サレ」(左下)やスパイシーなカレー味の「カレーサブレ」(左中)、飴色になるまで炒めた玉ねぎとエダムチーズを合わせた「オニオン」(左上)、カリカリに焼いたベーコンとポテトを生地に練り込んだ「ジャーマン」(上中の四角)、トマトとバジル風味の「ナポリ」(上中の丸型)、ナッツのザクザク食感とガーリックの香りが際立つ「スパイシーナッツ」(右下)、そして甘みの中にピリリと山椒を効かせた粋な「山椒メレンゲ」(右上)の全7種類。
「フロマージュ・サレ」は粗挽きの胡椒が実にいい仕事をしていたり、「ナポリ」には隠し味にアンチョビを忍ばせていたり、まるでアペリティフ(前菜)のように細かな仕事がされていて、それが何とも心憎い。これはワインか“泡”か、スモーキーなウィスキーソーダか。つまめばお酒を嗜まずにはいられない、罪なおいしさ!
スイーツとお酒を愛する大人に自信を持ってお持ちできる“とっておき”の一品だ。