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今日のギフト:〈CAN-PANY〉の秋のスパイスのジンジャーソーダ

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。

photo: Shu Yamamoto / text&edit: Yoko Fujimori

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モクテルを愛するあの人へ
スパイス香るクラフトジンジャーソーダ

〈CAN-PANY〉の秋のスパイスのジンジャーソーダ

コロナ以降、ノンアルコールのカクテル「モクテル」への関心が高まる中、今年5月に清澄白河に誕生した話題の都市型ボトリングファクトリー〈CAN-PANY〉。

ノンアルコール飲料の製造・充填を行う工場で、手掛けたのは自社の薬草園の素材などを使いストーリー性に富んだオードヴィーを世に贈り出す〈mitosaya 薬草園蒸留所〉の江口宏志さん。オリジナルレシピの開発を担当するのは、ライターであり、元フローリスト兼バーテンダーという経歴を持つJUNERAYさんだ。

「秋のスパイスのジンジャーソーダ」は、JUNERAYさんのレシピによる〈CAN-PANY〉の定番フレーバーの一つ。工場の入り口に併設された〈Drink Bar〉でテイスティングできるほか、1缶単位で購入が可能。

生姜をはじめ秋ウコンやクローブ、グリーンカルダモン、オールスパイス、レッドチリ、花椒といった原材料を読むだけで胸おどるスパイスをブレンドした、まさに秋の午後にぴったりの味わい。

麦芽水飴やきび糖の柔らかな甘みとともにピリリと重層的な辛味が弾け、バーでカクテルを嗜んだかのような充足感に満たされる。ランチやディナーとペアリングしたくなる、大人のジンジャーソーダだ。

ふだんは裏側に隠れている原材料の表記をおもて面にあしらった、ウィットに富んだパッケージデザインは、歴代の〈mitosaya 薬草園蒸留所〉のパッケージを手がける〈TAKAIYAMA.Inc〉の仕事。

そして、〈CAN-PANY〉では小ロットの充填も対応しているので、オリジナルの“モクテル缶”をギフトにするのも、夢じゃない。

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