ビールの味わいを愛するあの人へ
醸造所が造る本格“ノンアル”ビール
〈新潟麦酒〉のNON ALCOHOL
コロナ以降、めざましくアイテム数が増加している感のあるノンアルコールビール。運転などで飲めない場合や、また元々飲めない方々のためにとどまらず、今や食事に合わせるパートナーとして選べるほどに、味わい自体もおいしく進化している。
〈新潟麦酒〉は日本のマイクロブルワリーの創成期である1997年に創業し、ドイツやベルギーなどの伝統製法として知られる瓶内発酵、瓶内熟成による製造方法で日本で初めて酒造免許を取得した醸造所。
ズバリ「NON ALCOHOL」という名のこちらは、原料はビールと同じく麦芽、モルトエキス、ホップのみ。“ノンアル飲料”によく見られる人工甘味料や酸味料はもちろん不使用。
製造法も発酵以外はビールと同じ工程だ。
そもそも社長の宇佐美健氏が、車社会の新潟で打ち合わせや飲み会の後も車で帰社して仕事ができるよう、自身で開発し宴席の場に持参していたのが始まりだとか。商品化も15年ほど前というから、マイクロブルワリーのノンアルビールの中ではかなりのロングセラーだ。
ホップの香りと爽やかな苦味、モルト由来のカラメルのような甘みや香ばしさ、そして豊かできめ細かい“泡持ち”の良さが楽しめる。その味わいの厚みや飲み心地の満足感はビールそのもの!キリリと冷やして飲み干したい!