米菓を愛してやまないあの人へ
米の旨みを噛みしめる名作揚げせん
〈富士見堂〉の白ほおばり
日本が誇る伝統菓子、煎餅は、今や製造の細分化が進み、生地は生地屋さんから仕入れ、焼きや味付け等の仕上げを自社で行うメーカーが多数を占める。地価の高い東京ではなおのことだ。
そんな東京で、生地から徹底した手作りを貫く稀有な煎餅店が、葛飾区に本店を構える〈富士見堂〉。精米から袋詰めまで工房で一貫製造。減農薬の玄米を仕入れて自社精米し、蒸し上げて生地を作り、焼き・揚げ・味付けまで職人が一つ一つ手がける。
素材は北海道産減農薬栽培米をはじめ、醤油、海苔、黒ごま、米油にいたるまで国産の良質なものを使用し、味付けも極力無添加という誠実さ。
その〈富士見堂〉の魅力が凝縮されたヒット作が「白ほおばり」だ。職人が「作りたて、揚げたてのおいしさを伝えたい」という思いから生まれた揚げせんべいで、手のひら大の生地を良質な米油でカラリと揚げ、サックリ、ショリショリと実に軽快な歯ごたえ。
だしが香るちょっと甘めの醤油だれも絶妙で、揚げせんなのに後味が軽く、噛みしめるほどに米の旨みが溢れ出る。このうまさ、12枚入りを一気に食べ尽くしたくなるほど。さっぱり派は新作の塩味もおすすめだ。
米の味を慈しみ、名前の通り“ほお張る喜び”が体感できる一枚!
白ほおばり、白ほおばり塩 各12枚入り648円