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今日のギフト:〈正金醤油〉の二段仕込み醤油「匠」

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。前回の「〈Vitra〉のマグネット ドッツ」も読む。

photo: Shu Yamamoto / text&edit: Yoko Fujimori

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料理好きなあの人へ
芳醇な味わいの二段仕込み杉桶醤油

〈正金醤油〉の二段仕込み醤油「匠」

1920(大正9)年創業、小豆島で100余年の歴史を刻む〈正金醤油〉。今や国内でも希少となった、杉の木桶で仕込む天然醸造醤油を作り続ける蔵だ。

国内産大豆、国内産小麦、選び抜いてたどり着いたというオーストラリア産天日塩を100%使用。上質な素材と丁寧なもろみの管理、そして蔵付きの菌とが織りなす自然の力の創造物。約120本の杉桶で仕込むという醤油は濃口、薄口があり、さらに少し特別なのが「再仕込醤油」。搾った醤油に麹を入れて再び発酵熟成した二段仕込みで、その名も「匠」。代表の藤井泰人さんの、まさに匠の技が凝縮された一品だ。濃厚でまろやか、芳醇と形容するにふさわしい、奥深く滋味に満ちた味わい。醸造期間は淡口で1年前後、濃口で1~2年半を要するが、この再仕込醤油は実に2~3年。材料とこの手間を考えれば、ごく良心的な価格と納得する。

刺し身につけるだけで旨味が倍増、うどんのつゆや煮物の煮汁にひと匙入れればたちまち豊かな香りとコクが出る。料理が上達したかのように感じるはず!

二段仕込醤油「匠」900ml 1,688円。ほかに360ml 864円もあり。

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