“ジャズ”は生き方まで教えてくれる
両親がミュージシャンだった僕の家では世界中の音楽が流れていて、その中にジプシージャズがあったのを覚えています。自分からジャズを聴くようになったのは10代の後半。ベースを始めたことで、ファンクにも通じるリズムの面白さに気がつきました。
ジャズは譜面通りに演奏するよりも、予想外に展開する方が正解に近くなる音楽ですよね。ハプニングを含め全部を肯定してくれる器の大きさを感じるんです。僕も年を重ねるごとに、少しずつ物事を許容できるようになりました。そういう意味で、人はみんな最終的にジャズになっていくんじゃないかな(笑)。