台湾映画を堪能できる新施設
コロナ禍を経て自国文化への注目が高まる台湾では「国産映画リバイバル」ムードが目覚ましい。2021年に開館した〈國家電影及視聽文化中心(以下TFAI)〉は、最新技術でリマスターされた台湾映画の古典的名作をスクリーンで存分に楽しめるこれまでにない施設だ。
TFAI代表取締役を務める李智仁(ルイス・リー)さんは「私たち台湾人にとって映像メディアは単なる記録ではなく、アイデンティティそのものを映し出すコンテンツなのです」と語る。シアター以外にも、常設展と台湾有数の映像ライブラリーでは映像資料や映画雑誌等が閲覧でき、様々なメディアで台湾映画の魅力に触れることができる。