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『TOKYO ART BOOK FAIR 2024』で何買った?BRUTUS.jp編集部が買ったもの

今年も11月28日(木)から12月1日(日)の4日間、東京都現代美術館にて開催中の『TOKYO ART BOOK FAIR』。初日の会場を訪れたBRUTUS.jp編集部が現地レポート!購入品もご紹介。

photo & text: Kensuke Akanuma / edit: Takuro Shii

今年もこの時期がやってきた。今回で14回目の開催となるアジア最大規模のアートブックの祭典『TOKYO ART BOOK FAIR(以下、TABF)』だ。

会場となる〈東京都現代美術館〉に集まったのは、国内外から約300組の出版社、ギャラリー、アーティストたち。会場は初日から多くの人で賑わいを見せていた。

国内外から集まった出展者のブースを回るだけでも十分楽しいのだが、展示やライブなども充実しているのが『TABF』。

12月21日(土)から、東京都現代美術館で開催される展覧会『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』に先駆けて展示されている「坂本図書分室」のブースでは、坂本龍一が晩年に愛した私物書籍の一部、実際に使用していた家具などの読書空間が再現されていた。

「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語るほど、無類の本好きとして知られる坂本龍一。彼がどのように本に向き合っていたのか。坂本自身の創作や思考の糧となった本の数々から、追体験できる展示となっている。

そしてもちろん、ブースを回り作り手たちと直接会話をしながら作品を手に取り、お気に入りのものを探せるのも醍醐味。

編集部が買ったもの

ここからは、会場を回り目移りしながらもBRUTUS.jp編集部が買った購入品を紹介。

DAWN『R.I.P. MAGAZINE』

『FRUiTS』『relax』『Olive』etc. このZINEは、雑誌が最も勢いのあった1990年代中頃から〜2010年代に刊行され、残念ながら休刊・廃刊してしまった雑誌をまとめたもの。

ストリートカルチャーマガジン〈DAWN〉ならではの視点でアーカイブし、紹介している雑誌はファッション誌だけでなく、アート誌、文芸誌などその幅は多岐にわたる。

刊行時にリアルタイムで読んでいた人も、そうでない人も。当時ならではの斬新な切り口や、今見ても色褪せないデザインに、心が踊るはずだ。(編集K)

issei haba「MAKE ZINES NOT KIDS」キャップ

issei haba『MAKE ZINES NOT KIDS』

CYRO
Booth | EN-093
Area | ENTRANCE
Country | JAPAN

アートブックやZINEももちろん必見だが、アパレルやグッズなどもついつい気になってしまうのが、TABF。どこか既視感が……と目を引かれたのは、ドナルド・トランプ氏が被っている帽子のオマージュキャップです。

こちらは、石川県能美市のフリースペース〈CYRO〉のブースで見つけたもので、〈GIDDRA STUDIO〉を主催する写真家・issei haba氏の新作。一見派手なように見えて、意外と使いやすい色使いが気に入りました。(編集K)

piczo『The days till now』


books cairn / aptp books
Booth | EN-098
Area | ENTRANCE
Country | JAPAN

ポートレートをメインに撮影する写真家・piczoさんが、コロナ禍に撮影したスナップがメインの写真集。普段とは違うプライベートな写真が楽しめます。(編集アシスタントA)

Kteamのトートバック

RYTOJ
Booth | ZM-533
Area | ZINE’S MATE
Country | JAPAN

阿部隆太(Kteam、腰越スクール)さんと、建築家兼アーティストのビクトリア・マカウスカイテさんによるアーティストグループ・RYTOJ(リートイ)のブースで見かけたトートバッグ。

Kteamさんによるイラストがプリントされたもので、縫製まで自身でやっているそう。大きな内ポケットとフックが付いているのが嬉しいポイント。仕事でも使える大きなカバンを探していたので見つけてすぐに購入しました。(編集アシスタントA)