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根本宗子のあまい東京記:番外編!旅先で出会った透き通る一口

根本宗子が思い出のスイーツを綴る連載。前回の「翌朝の楽しみを、新宿でお持ち帰り」を読む。

illustration: Michiko Furutani / edit: Emi Fukushima

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〈レストラン ティエン チュン〉の「プリン」

〈レストラン ティエン チュン〉の「プリン」

マレーシア・イポーのオールドタウンに拠点を持ち、市民にも観光客にも愛されるレストランの人気スイーツ。素朴な味わいと滑らかな食感が特徴。ホワイトコーヒーも人気。1皿3リンギット。

旅先で出会った透き通る一口

今回はちょっと番外編。6月に2週間ほどマレーシアに行っておりまして、ずっと行ってみたかった町、イポーで出会ったプリンのお話。イポーはクアラルンプールから電車で2時間半ほどの場所にある町で、「世界一もやしがおいしい町」といわれている町なんですよ。

「もやしがおいしいって何⁉」と気になりすぎて行って来ました。行きたかったもやしが食べられるお店が今回紹介する〈レストラン ティエン チュン〉なんですが、ここはもやしと同じくらいプリンも有名で、もやしの感想はまたどこかでお話しするとして、プリンはあまり日本ではお目にかかれないくらい透き通った味でした。

何かを食べて「透き通っている!」と感じたことがあまり人生でないのですが、ここのプリンを食べた瞬間透き通って感じました。イポーはとにかく水が綺麗ということもあり、それもあって「透き通った味」と感じたのかもしれないです。

でも、多分あのプリンを自宅で今食べたとしても「おいしいな」くらいの感覚だと思うんですよ。あのローカルな雰囲気、マレーシアの暑さなどすべてが合わさり感じた新しい味覚だったように感じます。環境と味覚は繋がっていると強く感じた旅でした。

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