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なぜ、“海薫る”ハイボールと呼ばれるのか。サントリー「碧Ao」が描く、世界5カ国のウイスキーが交わる物語

去る2025年4月、「SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao」が東京・麻布台ヒルズの〈麻布台ヒルズカフェ〉にて「世界を旅する海薫るハイボールBAR」を期間限定で開催した。来場者を迎えたのは、グラス一杯から世界5カ国を旅するような体験ができる、独創的な空間だった。

text: BRUTUS

海辺のバーが麻布台に出現

海外の旅行先で、ふらりと立ち寄ったバーで時間を忘れて、ゆっくりとお酒を傾ける。これ以上に贅沢なひと時はない。そんな日ばかりは日常の仕事を忘れて、非日常に身を委ねる。大人にこそ必要な、余暇の過ごし方だ。

日本にいながら、そんな旅先での雰囲気に浸れるイベントが、サントリーのウイスキー「碧Ao」による期間限定イベントとして開催された。

会場となった麻布台ヒルズカフェは、スリランカの「Coats of Arms Bar(コーツ オブ アームズ バー)」の世界へと変貌を遂げた。3月29日から全国放映されているTV-CM「世界のどこかで。」篇に登場するこのバーは、20世紀を代表する建築家ジェフリー・バワの設計によるものだ。

トロピカル・モダニズムの父と称されるバワは、内と外の境界を曖昧にし、自然を建築に取り入れる独自の美学で知られている。この空間設計思想は、国境を越えて調和する「碧Ao」の哲学とも響き合う。

イベントと連動してTV-CM「世界のどこかで。」篇が全国放映中。松田龍平さんと石橋静河さんが、「海薫るハイボール」を求めて世界のバーで年に一度待ち合わせをする粋な遊びを演じている。
撮影の舞台は、スリランカの海辺に立つ「ジェットウィング ライトハウス」のバー。船の形をモチーフにした建物は、「海薫るハイボール」の世界観を体現する特別なロケーションだ。CM本編に収まらないストーリーは、公式サイトのVlog「Whisky Journey」で楽しめる。

このバーを参考にしてつくり上げたイベント会場の空間デザインには、細部までこだわりが見られた。バーカウンターと椅子は、本場さながらのローカウンター仕様。座ったときに足が地面につき、視線が比較的低い位置にくることで、ゆったりと長く滞在できる心地よさが特徴だ。

エボニー色の木材が使われたカウンターのフェイスには、「Coats of Arms Bar」を忠実に再現した繊細な飾り模様が施された。本場の設計そのままに再現したバックバーの棚に「碧Ao」のボトルが並ぶ姿を眺めていると、スリランカの海辺でウイスキーを愉しんでいるかのような錯覚を生み出した。

「世界を旅する海薫るハイボールBAR」の全景。「Coats of Arms Bar」を思わせる木製の格子天井と、エボニー色の木材を使ったカウンターが特徴的な空間。バックバーには「碧Ao」のボトルが整然と並ぶ。

そして、今回のイベントの主役となったのは、ブレンデッドウイスキー「碧Ao」。そのソーダ割りは「海薫るハイボール」と呼ばれ親しまれている。なぜ「碧Ao」のハイボールからは、海や世界を感じるのだろうか。

5カ国の味わいが織りなすハーモニー

「碧Ao」は、アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本の5つの国の原酒が海を越えて出会い、ひとつの個性として調和したプレミアムウイスキー。「海を越えて」の言葉は装飾的な表現ではなく、異なる国の原酒が「海」の境界を越えてひとつになるストーリーとして、「碧Ao」の本質を表している。

この空間で体験できたのは、世界5カ国の原酒と食文化が交わる、他に類を見ないペアリングだ。

なかでも、アイルランドとスコットランドの対比は特徴的。穏やかな海風と緑豊かな大地に育まれたアイルランドのクーリー蒸溜所の原酒からは、スモーキーな香りの中に磯のニュアンスが漂い、「コルカノン」と呼ばれる伝統的祝祭料理との組み合わせが際立つ。潮の香りとポテトの素朴な風味が互いを引き立て、海辺の農家で食事をしているかのような感覚を呼び起こした。

一方、荒々しい海と山々が広がるスコットランドからは、アードモア蒸溜所の爽やかなスモーキーさとグレンギリー蒸溜所のハチミツ、ヘザーの風味が融合したハイボールに、羊肉のミンチに胡椒とスパイスを効かせた「スコッチパイ」を合わせた。同じ島国でありながら、まったく異なる個性を持つ2国の対照的な風土と文化が、味わいを通して鮮明に伝わってきた。

「世界を旅するハイボールコース」。中央の「碧Ao」タンブラーを囲むように、5カ国の原酒ハイボールとそれぞれの国の料理が並ぶ。左からアイルランドのコルカノン、スコットランドのスコッチパイ、アメリカのチリチーズホットドッグ、カナダのローストターキー、そして日本の桜大福。

新大陸の代表格、アメリカとカナダの対比も興味深い。1795年創業のジムビーム クレアモント蒸溜所の原酒による、バニラとシナモンのダイナミックな風味のアメリカンハイボールには、多文化国家を象徴するかのような「チリチーズホットドッグ」が添えられた。

これに対し、静謐な湖と森が広がるカナダのアルバータ蒸溜所の原酒は、みずみずしい洋梨を思わせるフルーティーさが特徴で、クランベリーソースをかけた「ローストターキー」との組み合わせが、北米大陸の多様な表情を表現している。

そして、このハーモニーに欠かせない要素が日本の存在。山崎と白州、2つの個性的な蒸溜所が生み出す原酒は、木苺とドライレーズンの甘みで「碧Ao」に深みを与える。これに「桜大福」を合わせることで、日本の美意識と職人技が生む静謐な美しさを感じられる。5カ国の原酒のブレンドにおいて、日本は結び目としての重要な役割を担っている。

自宅で味わう世界旅行

イベントは終了したが、自宅でも「碧Ao」の世界観を愉しみたい方は、スモーキーな食べ物とのペアリングをおすすめしたい。スモークサーモンや燻製チーズなどと合わせれば、その複雑な味わいがより引き立つ。

また、大きめの氷を使い、徐々に溶けていく過程で変化する味わいを愉しむのも一興。トップノートに感じるアイルランドの磯の香りとスコットランドのスモーキーさ、続いてアメリカのバニラとカナダの洋梨のフルーティーさが現れ、フィニッシュに日本の木苺の繊細な甘みへと変化していく旅路が、一杯のグラスの中で完結する。

あるいは、背の高いタンブラーでキリッと引き締まった味わいを愉しむも良し、広口のロックグラスで香りを堪能するも良し。さらに、5カ国をイメージした小皿料理を用意して、「海薫るハイボールBAR」のようにミニチュアな世界旅行を演出するのも楽しい。

一杯の酒の中に、世界を旅する感覚を詰め込む。「SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao」が表現するのは、そんな贅沢な体験なのだ。

SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao
SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao
約100年に及びウイスキーと向き合い続けてきたサントリーによるプレミアム・ブレンデッドウイスキー。世界5大ウイスキーのブレンドを象徴するように五角形のボトルデザインになっている。


アルコール度数:43度

700ml:6,600円、350ml:3,300円(メーカー希望小売価格)