〈Sway〉店主に聞く、店の個性際立つ夏のレコード5枚とその理由

2021年7月1日最初にかけたい一枚は？

『A Day For The Hunter, A Day For The Prey』 Leyla McCalla

NY出身のシンガーソングライター、2016年の作。ボーカルに加えバンジョーやチェロが涼しげ。よくドアを全開にして営業を始めるのですが、この一曲がその情景とマッチします。

店に絶対になければならないお店を象徴する一枚は？

『Bird And Diz』 Charlie Parker、Dizzy Gillespie

うちの店が大切にする1950年代から60年代に繋がるカウンターカルチャー感を先取りしたジャズ。ビバップの巨人、ビート詩人たちを思いながら当時のイカした雰囲気を味わってほしいです。

音楽に夢中になるきっかけとなった一枚は？

『Exile On Main St.』The Rolling Stones

果てしない黒人音楽の大河へと導いてくれた最初にして最高のバンド。パンクやハードロックとはまた違うルーズ＆ラフな危うさに音楽の“旨味”を感じた。今も、当時のレコードをプレーします。

最近手に入れた一枚は？

『London Is The Place For Me 7』 V.A.

カリプソ、メント、スティールドラムなど。カリビアンの古いSP音源からセレクトされたコンピレーション。ブラジリアンやロックステディなどと絡ませても面白く、昼夜問わず当店にハマりますね。

夏に飲みたいドリンクと一緒に聴きたい一枚は？

「House On The Rock」Rob Mehl

程よい波のようなメロウチューン。夏には昼下がりにも、夕暮れ時にも、ビールやしっかり冷やしたスパークリングワインとよく合う。ハワイ出身のAORアーティストが1980年、LAで発表した7インチ。