珈琲と本と音楽 半空(香川/高松)
店主:岡田陽介
Q1
2021年7月1日最初にかけたい一枚は?
A1
『Dance To You』サニーデイ・サービス
完全に僕の趣味の一枚(笑)。リリースされた年にリピートしてかけていたら、すっかり夏の定番に。80年代のシティポップを彷彿とさせる疾走感のあるメロディは、もうイントロから“夏”が全開。
Q2
店に絶対になければならないお店を象徴する一枚は?
A2
『Harvest』Neil Young
コーヒーはネルドリップ、店内にはレコードや古本の数々。そういう古いものが集まった店の雰囲気とニール・ヤングが合うんですよね。終電がなくなって、人もまばらになった深夜1時過ぎ、落ち着いた店内に流したい。
Q3
音楽に夢中になるきっかけとなった一枚は?
A3
『Nina Simone And Piano!』Nina Simone
ずっと通っていたジャズ喫茶で突然このアルバムがかかって、うとうとしていた僕はハッと飛び起きて。ボーカルとピアノが合わさって、その場の空気が一変。音楽の力を初めて認識した瞬間でした。
Q4
最近手に入れた一枚は?
A4
『Two Roses』Avishai Cohen、Gothenburg Symphony Orchestra、Conducted By Alexander Hanson
形式にとらわれない自由な表現手法は、いつも僕をワクワクさせてくれる。インストからボーカルまで、難なくこなすスペシャリストです。
Q5
夏に飲みたいドリンクと一緒に聴きたい一枚は?
A5
『Goin' Home』Albert Ayler
一日が終わる閉店前の午前2時頃、これ以上マッチするジャズアルバムはないかもしれません。泣いているかのような切ないアルトの音で、最後の一杯をじっくり味わいたい。レモンと蜂蜜を使ったモヒートと一緒に。