この冬に着たい、スタンダードを更新するフランネルシャツ4選

冬の定番アイテム、チェックのネルシャツ。新しく手に入れるなら、上質な素材や新鮮なデザインでアップデートされたものを選ぼう。

photo: Yoshio Kato / styling: Satoshi Kamei / edit: Naoko Sasaki

FLANNEL SHIRT

フランネルシャツ＝通称ネルシャツとは、コットンやウールを起毛させたフランネル生地で作られたシャツのこと。中でも、アメリカ発祥のオンブレチェックやバッファローチェックを用いたものはアメカジの定番的存在だ。アーカイブのアップデートから、厳選ウール素材のニューカマーまで、懐かしくも新しいネルシャツが勢揃い。

上質なウールで作られたエアリーな一枚

〈オーラリー〉のフランネルシャツ — 極細のウール繊維を甘く撚（よ）った糸を用い柔らかく織り上げたフランネル生地は、その名も“エアリーウール”。袖を通すと柔らかくふんわりと軽い着心地が楽しめる。多色に染め分けた糸による奥行きのあるチェックの色彩、ドレスシャツに近いパターンによるエレガントなシルエットも特徴。48,400円（オーラリー TEL：03-6427-7141）

60年代ヴィンテージをドレスシャツの工房で

〈インディビジュアライズドシャツ〉のフランネルシャツ — ブランド史上、最も厚みのあるヘビーウェイトフランネルを用いたドレスシャツメーカーとしてはレアな一枚。台襟が一体化した独特のカラーにたっぷりとしたスリーブなど、60年代のシャツジャケットを原型にした、いなたいデザインも魅力。44,000円（インディビジュアライズドシャツ／メイデン・カンパニー TEL：03-5410-9777）

ローデンクロスのシャツジャケット

〈ポリプロイド〉のフランネルシャツ — ドイツの老舗生地メーカー〈ゲブリューダーメーラー〉社の伝統的なローデンクロスは、堅牢で撥水・防風性に優れたアウター用の機能素材。このシャドーチェック柄をブランド定番のシャツジャケットに用い、ネルシャツのような仕上げに。一枚でも羽織りとしても活躍する。63,800円（ポリプロイド／ライコス TEL：03-5829-3501）

アイコニックなボードシャツをアップデート

〈ペンドルトン〉のフランネルシャツ — 〈ペンドルトン〉を象徴するボードシャツは60年代にザ・ビーチ・ボーイズが着用し、カリフォルニアのサーファーたちに愛されたアイコニックな一枚。開襟をレギュラーカラーに、着丈を長くラウンドテールにアレンジした別注モデル。13,750円（ペンドルトンフォーカリフォルニアジェネラルストア TEL：0466-38-6090）

No.1016掲載

No.1016

GOOD STYLE for Mr. BRUTUS 冬のあたたかい服。2024-25 A/W

9月17日発売 980円

No.1016掲載

この秋冬は、ざっくりとしたニットやツイード、コーデュロイ、レザーなど、素材感を感じるアイテムを思いきり楽しみたい。まだ暑さの残る毎日ではあるけれど、秋冬のファッションへの興味は尽きないものです。今回のファッション特大号は「冬のあたたかい服。」をテーマに、これからの季節の移り変わりを楽しむことができる、ブルータス流のスタイルを考えてみます。カシミヤ、ハンドクラフトなど、気になる素材や手仕事の魅力についても紹介します。また、この号からスタイリスト喜多尾祥之さんによる連載「おとな相談室」も始まりました。自分なりの王道を見つけることは、大人の条件でもあります。それではこの秋冬も思いっきり楽しみましょう。ENJOY YOUR LIFE！

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